大会を通して力強さを見せたインサイドを武器に快勝
11月6日、優勝マジック1としている白鷗大が国士館大と対戦した。第2クォーターまで国士館大のドライブに苦しむ場面もあったが、インサイド陣が試合を通して得点を重ね、93-74で勝利して関東大学リーグ戦のタイトルを獲得した。
今大会でチームトップの328得点(リーグ全体9位)を記録していた脇真大がドライブから連続得点を記録し、白鷗大にリードをもたらす。国士館大の連続3ポイントシュートに面を食らう場面もあったが、相手センターのダンテ・スレマニィが残り5分を前に2ファウルとなったことを見ると、ジョエル・モンガが11得点6リバウンドとゴール下を制圧したことで、29-17と大量リードを奪った。
国士館大は、第1クォーターに好調だったアウトサイドシュートのマークが厳しくなったことを見て、ポイントガードの関矢和冬を中心にドライブから得点を狙うオフェンスに切り替え、点差を縮める。しかし、クォーター終盤に白鷗大が末廣力久の3ポイントシュートで再び点差を戻し、45-33で試合を折り返した。
後半に入るとインサイドを中心に攻め上がった白鷗大が国士館大を徐々に突き放し、第4クォーター序盤にリードを28点にして勝負あり。大黒柱のモンガが、どちらもゲームハイとなる21得点10リバウンドを記録するなど白鷗大のインサイド陣が存在感を発揮したゲームとなった。
網野ヘッドコーチ「タイトルを獲れたことが彼らの自信になる」
白鷗大は22勝4敗でリーグ戦を終えた。特に2巡目の黒星は前日の専修大戦のみだったように、試合を重ねるにつれて強さが増していった。白鷗大の網野友雄ヘッドコーチは次のように初優勝を噛みしめた。
「ちゃんと結果が出たことが素直にうれしいです。全26試合と今まで経験したことのない過密日程の中で、ちゃんと乗り切ってタイトルを獲れたということは、彼らの自信になると思うので良かったです」
また大会を通して献身的にプレーし、インサイドで存在感を放った、モンガを筆頭にしたビッグマンたちを次のように評価した。「留学生の2人が練習からハードワークしてくれていて、そこの安心感はすごくありました。インサイド陣の取り組む姿勢に満足しています。課題があるとすれば、ファウルをもらう機会が多い選手たちなので、フリースローの確率を上げられるようにできれば良いなと思います」
そして、今回の優勝で第1シードを獲得したインカレに向けて次のように意気込んだ。「このリーグで得た自信と悔しさを糧にして、2連覇にチャレンジしていきたいです」
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