河村は福岡第一で、平下は桜花学園でウインターカップ2019を制す
日本バスケットボール協会は、『ウインターカップ2022』の大会アンバサダーに横浜ビー・コルセアーズの河村勇輝とトヨタ自動車アンテロープスの平下愛佳が就任したことを発表した。
今年度のウインターカップは12月23日から29日にかけて、東京体育館(メイン会場)と大田区総合体育館(サブ会場)で行われ、男女各60チームが参加する。
河村と平下は2020年に高校を卒業した同級生。河村は福岡第一で、平下は桜花学園でともに高校3年時のウインターカップで優勝を成し遂げた。今年は2人揃って日本代表チームに選出され、河村はアジアカップとワールドカップ予選、平下は女子ワールドカップ2022に出場するなど、活躍の場を広げている。
河村は、経験が重視されるポイントガードでありながら福岡第一で1年から先発を任され、ウインターカップ連覇を達成。その後は東海大に進学後したがこの春に中退し、プロの道を選んだ。今シーズンは開幕から9試合を経て、平均15.6得点、11.0アシストというパフォーマンスで横浜BCを引っ張っている。
河村は大会アンバサダー就任に関して、次のコメントを発表している。「ウインターカップは1年間の集大成の大会でもありますし、高校生が本当に憧れる大きな舞台です。そのような大きな舞台で戦うという気持ちが試合にも表れますし、1試合1試合の熱気や熱量から、観ている方々も感動を感じられるところが大会の魅力だと思います。僕自身、本当に憧れていたこのウインターカップをアンバサダーとして、たくさんの魅力を皆様にお伝えできるようにがんばっていきます。出場する高校生のみなさん、がんばってください!」
平下はキャプテンとして桜花学園を引っ張った3年時に、インターハイ、国体、ウインターカップと高校3冠を達成。その後、アーリーエントリーでトヨタ自動車に加入し、チームのWリーグ連覇に貢献した。今年5月にワールドカップに向けた強化合宿メンバーに選ばれると、その後の選手選考も勝ち抜き、ワールドカップメンバーの仲間入りを果たした。フル代表での初の世界大会となったワールドカップ初戦のマリ戦で3ポイントシュート6本中5本成功を含む17得点を挙げて存在感を発揮するなど、飛躍を遂げた。
平下は大会アンバサダー就任に関して、次のコメントを発表している。「ウインターカップは3年生にとって最後の大会ということもあり、3年生の気力と気持ちがこもった大会になると思うので、是非、選手のみなさんにはがんばってもらいたいです。アンバサダーとして、ウインターカップの良いところを全国に届けられるようにがんばりますので、みなさんもがんばってください。応援しています!」
河村と平下は大会アンバサダーとして、ビデオメッセージなどを通じて出場選手への激励を行っていく。