町田瑠唯

視線を変えない技アリのアシスト

町田瑠唯が所属するワシントン・ミスティクスがインディアナ・フィーバーと対戦した。

バックアップガードの町田は第1クォーター残り3分、6点ビハインドの場面で出番が訪れた。クローズアウトシチュエーションからベースラインを破られてしまうシーンもあったが、その後はミスマッチを狙ってくる相手に対してフィジカルで負けず、タフショットを打たせて自らリバウンドを獲得した。オフェンスでは前線を走るチームメートを見逃さず、ロングパスを通してイージーシュートをアシスト。さらに第1クォーター最終盤には、相手の切り返しに手を出してスティールすると、ボールプッシュから再び速攻をお膳立てした。

そのまま第2クォーターも出場した町田は冷静にパスをさばき、逆転の3ポイントシュートをアシスト。続くオフェンスでは、アンダーで守られたことで生まれたスペースを突き、積極的に3ポイントシュートを放ったが、これは惜しくも外れた。

第3クォーターも残り3分からコートに立った町田は、ピック&ロールからズレを作り、ビッグマンとのマッチアップを引き出してプルアップを放ったが、これも成功とはならなかった。それでも、終盤には町田らしさ全開の華麗なアシストを披露した。残り40秒に相手のターンオーバーを誘ったミスティクスはすぐさまトランジションに移行。2対2の状況でボールを受けた町田は視線を変えないまま、後ろから走ってくる3人目にピンポイントパスを送り、速攻をアシストした。

町田は13分のプレータイムで4アシスト2リバウンド2スティールを記録。1本の3ポイントシュートを含む、2本のフィールドゴールを外し無得点に終わったが、87-75のチームの勝利に貢献した。