プールは黄金期を知るベテランに感謝
現地4月16日に行われたプレーオフファーストラウンド第1戦、ウォリアーズvsナゲッツの一戦は、ジョーダン・プールがプレーオフデビュー戦で7本中5本の3ポイントシュートを含む30得点を記録してチームを引っ張り、ウォリアーズが123-107で勝利した。
ヘッドコーチのスティーブ・カーは、左足のケガでレギュラーシーズン終盤戦を欠場したステフィン・カリーをベンチスタートにし、プールを先発に抜擢した。プールは指揮官の期待に応える素晴らしいポストシーズンデビューを果たした。
プレーオフデビュー戦で30得点以上を記録したウォリアーズの選手は、ウィルト・チェンバレン、ミッチ・リッチモンド、そしてプールしかいない。最高の形でキャリア初のプレーオフゲームを経験したプールは「ただの1試合」と試合後の会見で語った。
ウォリアーズは、プール以外にもクレイ・トンプソンが10本中5本の3ポイントシュートを含む19得点、カリーがベンチから21分の出場で16得点、ドレイモンド・グリーンが12得点6リバウンド9アシスト3ブロックで勝利に貢献した。
プールは「彼らのようにこの舞台を経験している選手に支えてもらえるなんて、これ以上のフィーリングは得られない」と、チームに黄金期をもたらしたカリー、トンプソン、グリーンなどベテラン勢のサポートに感謝した。特に攻守両面で大活躍だったグリーンについて触れ「彼はウチのリーダー。彼のエネルギーがチームの力になっている」と語った。
また、プールの成長を間近で見てきたトンプソンは「彼が今シーズンの年間最優秀飛躍選手賞(MIP)を受賞できなかったとしたら、わけが分からない」と絶賛している。
第1戦のパフォーマンスにより、カーは第2戦以降もプールを先発に起用するか頭を抱えることになる。故障明けでプレータイムに制限を設けている以上、今はカリーに無理をさせるわけにはいかない。試合後の会見でプールの起用法について聞かれたカーは「その時が来てから決める」と答え、プール本人も第2戦以降の起用法について聞かれた際に「ノーコメント」と笑った。
ナゲッツはニコラ・ヨキッチは25得点10リバウンド6アシストを記録したが、グリーンとケボン・ルーニーのディフェンスに苦しみ、フィールドゴール25本中12本成功に終わった。
ヨキッチは「僕がもっと良いプレーをしないといけない」と、第2戦での挽回を誓った。「イージーなショットを何本か外してしまった。僕に対する相手のディフェンスが効果的だったと思う」
第2戦は現地18日にウォリアーズ本拠地のチェイス・センターで行われる。