ゴベアは2試合連続20リバウンド超え
現地4月5日、ジャズがホームにグリズリーズを迎えた一戦はカイル・アンダーソンのブザービーターにより延長戦に持ち込まれるも、オーバータイムの最初の4分半をノーフィールドゴールに封じたジャズが121-115で勝利した。この勝利で西カンファレンスの6位内が確定し、プレーオフ進出が決定した。
ジャズにとって待望の勝利だった。ジャズは現在アウェー6連敗中で、3月29日のクリッパーズ戦では25点、4月2日のウォリアーズ戦では21点のリードを守り切れない大逆転負けを喫していた。この日も残り5分を切った時点で8点のリードを奪ったが、残り1分を切ってからジャレン・ジャクソンJr.に2本の3ポイントシュートを決められ猛追された。1点リードの残り5.6秒にドノバン・ミッチェルがフリースローを獲得するも、1本目を外しセーフティーリードを奪えず。その結果、アンダーソンのブザービーターによって延長戦に持ち込まれることになった。
悪い記憶が頭をよぎってもおかしくない状況だったが、ジャズはここから集中力を研ぎ澄まし、持ち前の守備力を発揮した。残り27.5秒にデズモンド・ベインにシュートを決められるまでの4分半、グリズリーズのフィールドゴールを0本に抑え、オーバータイムを11-5で上回り勝利した。
22得点21リバウンドと圧巻のダブル・ダブルを達成したルディ・ゴベアは「1週間前の僕たちだったら、おそらくこの延長にもつれた試合には勝てなかった」と語った。「僕たちには信頼とコミュニケーション、そして最後までやり通した強さがある。それがあれば、毎試合に勝つチャンスがあるんだ」
ゴベアは2試合連続で20リバウンド以上を記録。チームもこの試合で61-51とリバウンドでイニシアチブを握った。ゴベアは言う。「ウチは歴史的にディフェンスリバウンドが強いチームなんだ。今日の試合で僕たちは全員が良い仕事をしていたと思う。1人ではなく5人。5人ではないとできないことをしたんだ」
ジャズは今回の試合を含めて延長戦で2勝0敗とし、さらに第3クォーター終了時点で同点だった場合の戦績も2勝0敗とした。1週間で2度の大逆転負けを喫したが、この勝利で終盤に脆いというレッテルを剥がした。