指揮官はオールスターブレーク明けについて「全力疾走でいく」
現地2月17日に行われたセブンティシクサーズvsバックスの一戦は、リードチェンジを15回も繰り返す接戦の末、シクサーズが123-120で勝利した。
この試合ではジョエル・エンビードが42得点14リバウンド5アシスト、ヤニス・アデトクンボが32得点11リバウンド9アシスト3スティールと両チームのエースが爆発。2人だけでなく、シクサーズはマティース・サイブル以外の先発全員が18得点以上を挙げ、バックスもアデトクンボを含む先発全員が17得点以上を記録した。
第2クォーター中盤にはバックスに12点のリードを許したシクサーズだったが、タイリース・マクシーがこのクォーターだけで14得点4アシストの活躍を見せてチームを牽引し、69-61とシクサーズがリードして前半を終えた。前半の勢いを後半に繋いだシクサーズは101-93とリードを保って最終クォーターを迎えたが、立ち上がりで3-10とバックスに得点を許し、残り約8分の時点で103-103と同点に。ここからは一進一退の攻防が続き、手に汗握る展開となったがシクサーズが勝利を収めた。
東カンファレンス3位でオールスターブレークを迎えたシクサーズは、38勝21敗で首位に立つヒートとブルズまで2.5ゲーム差に迫っている。シクサーズの指揮官ドック・リバースは「オールスターブレークでのんびりなんてできない。リーグが再開した時は、私たちは全力疾走でいくよ」と意気込んだ。
先日のトレードデッドラインにネッツから獲得したジェームズ・ハーデンは、いまだシクサーズデビューを果たしていないが、シクサーズは昨シーズンの王者バックスを倒した。42得点を挙げて勝利の立役者となったエンビードは「今日は全員が最初から積極的だった」とバックス戦の手応えを語ると、今後ともに戦うハーデンとのデュオについても触れた。
「彼は『Scary Hours』と言っていたけど、僕は『scary minutes』と言っている。だって、これからは48分間ずっと一緒にフロアにいられるんだからね。僕らが一緒にいられることに興奮しているよ。僕はこれまでやってきたことをやり続けるし、チームメートもきっと付いてきてくれるはずだ。僕たちがこれから何を成し遂げられるのか、とても楽しみだよ」