前回『ベスト8』だった目標は『金メダル獲得』に引き上げ
台北で行われるユニバーシアード競技大会、昨日の男子に続いて今日は女子日本代表が初戦を迎える。アジアのライバル、韓国との初戦を皮切りに、ポルトガルとカナダというタイプの異なる相手と3連戦。グループ2位までに入り決勝トーナメントに進出すれば、1日の休養日を挟んで決勝までまた3連戦という、男子と同じく過密日程の大会となる。
2年前のユニバーシアード光州大会で、女子日本代表はベスト4進出の快挙を成し遂げた。特にアメリカを相手に2度の延長に持ち込む死闘を演じた準決勝は、敗れてもなお胸を張ることのできる素晴らしい内容だった。前回大会を終えて、チームを率いた萩原美樹子が「これからの日本を背負っていく選手が大学生の中にもたくさんいることを、良いテーマとして提供することはできた」と語ったとおり、この2年間でユニバを目指してレベルアップを遂げた学生プレーヤーが、今大会のチームにも多数入っている。
前回大会から引き続き参加するのは藤岡麻菜美と林咲希の2人。藤岡はポイントガードとして、そして林は点取り屋として、チームの中心となる働きが期待される。特に藤岡は、筑波大に所属していた前回大会でもアメリカ相手に延長戦に持ち込む起死回生の得点を決めるなど目立っていたが、その後の2年間でリオ五輪の代表候補としてトップ選手とトレーニングを積み、JX-ENEOSに加入してWリーグの新人王になった。さらには今月のアジアカップではケガの吉田亜沙美に代わりポイントガードとして日本を引っ張り、優勝のキーマンになるとともに大会ベスト5に選出されている。
前回大会ではベスト8だった目標は『金メダル獲得』へと引き上げられた。大会への準備も順調に進み、7月のジョーンズカップでは優勝。先週に行われた『バスケットボール女子 U24 4カ国対抗』でも、カナダ、オーストラリア、アメリカという強豪相手に上々のパフォーマンスを披露しており、優勝へ期待がかかる。
アジアカップを制したA代表が良い流れを作った。それをU-24世代にも持ち込んでの優勝を期待したい。
番 号 | 名 前 | Pos. | 身長/体重 | 生年月日 | 所属チーム |
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4 | 村山翠MURAYAMA Midori | C | 178cm/68kg | 1993/7/1 | 富士通レッドウェーブ |
5 | 藤岡麻菜美FUJIOKA Manami | PG | 170cm/60kg | 1994/2/1 | JX-ENEOSサンフラワーズ |
6 | 田村未来TAMURA Mirai | SG | 166cm/60kg | 1994/5/2 | デンソーアイリス |
7 | 安間志織YASUMA Shiori | PG | 160cm/53kg | 1994/7/22 | トヨタ自動車アンテロープス |
8 | 加藤臨KATO Nozomi | SF | 175cm/62kg | 1994/9/9 | トヨタ紡織サンシャインラビッツ |
9 | 林咲希HAYASHI Saki | SG | 171cm/64kg | 1995/3/16 | JX-ENEOSサンフラワーズ |
10 | 津村ゆり子TSUMURA Yuriko | SG | 172cm/63kg | 1995/11/1 | 東京医療保健大学 |
11 | 谷口二千華TANIGUCHI Nichika | SG | 171cm/63kg | 1996/1/24 | 愛知学泉大学 |
12 | 田中真美子TANAKA Mamiko | C | 180cm/69kg | 1996/12/11 | 早稲田大学 |
13 | 小笠原美奈OGASAWARA Mina | SF | 177cm/69kg | 1997/6/6 | 専修大学 |
14 | 中田珠未NAKADA Tamami | PF | 181cm/63kg | 1997/12/21 | 早稲田大学 |
15 | 藤本愛妃FUJIMOTO Aki | PF | 179cm/76kg | 1998/2/11 | 東京医療保健大学 |
– | 佐藤智信SATO Toshinobu | ヘッドコーチ | – | – |