ザイオン・ウイリアムソン

「最高のレベルでチームと一緒にコートに戻れるように、時間を費やしていく」

右足の骨折により、今シーズンはいまだ出場なしのザイオン・ウイリアムソンに関して、現地1月5日にペリカンズとザイオン本人がコメントを発表した。

ザイオンはNBA2年目の昨シーズンに平均27.0得点、7.2リバウンド、3.7アシスト、フィールドゴール成功率61.1%とモンスター級のスタッツを残したが、オフシーズン中に右足を骨折して手術を受けたため、プレシーズンを全休して治療に励んでいた。その後のシーズン始動の会見でザイオンは「最初の公式戦には復帰できると思う」と語っていたが、リハビリは思うように進まず、復帰時期は何度か延期されている。

12月中旬には注射治療を実施し、4〜6週間後にあらためて患部の状態を確認すると球団は発表したが、この度、ザイオンがチームを離れてリハビリを継続することが発表された。

ザイオンは球団を通じて「ご想像の通り、これは僕にとって非常に困難なプロセスだ」と心境を発表した。「コートに戻る前に、回復するために行うべき作業があることは分かっている。僕は最高のレベルでチームと一緒にコートに戻れるように、ペリカンズファンとニューオリンズの街を代表する選手になるためにも、必要な時間を費やしていくつもりだ」

「バスケットボールは僕のすべてなんだ。ペリカンズ、そしてこの旅を通じて僕を愛とサポートで包んでくれたすべての人に感謝している。家族、友人、チームメート、コーチ、スタッフ、ファン、そして僕が最も必要とする時に支え、元気をくれたすべての人にね」

ペリカンズのバスケットボール運営部門バイスプレジデントを務めるデイヴィッド・グリフィンは「医療チームは彼のリバビリを部分的に体重を支える活動に戻すことを決定した。彼はその道を進み続けている」とコメントしている。「ザイオンには成功するために最適なところにいてもらいたいと、我々は思っている。彼が目の前のタスクに集中できるように、この時点でチームから離れてリハビリをすることに合意した」

2019年のドラフト全体1位指名でNBA入りを果たしたザイオンは、1年目から即戦力として期待に応え、昨シーズンはオールスターに初選出されたものの、2019-20シーズンは24試合、2年目の2020-21シーズンも61試合の出場とケガによる欠場が多い。ザイオンが「必要な時間を費やしていく」と語ったように、ケガを完治させて万全な状態で戻ってくる日を待ちたい。