Bリーグ開幕戦で注目されたアルバルク東京、いよいよメインホームアリーナに登場

Bリーグ開幕戦で注目されたアルバルク東京、いよいよメインホームアリーナに登場

2016/10/14 14:30

文=泉誠一 写真=野口岳彦

テレビに向かって好き勝手言えたBリーグ開幕戦

LEDコートに度肝を抜かれたBリーグ開幕戦からちょうど3週間が経った木曜日の夜、この原稿を書いている。

開幕前の盛り上がっていた時期にちょうど出張に行っていたため日本におらず、乗り遅れてしまった感があるBリーグ。いまだ会場には行ったことがない。

『歴史的開幕戦』には各方面からお誘いいただいたが、日本バスケ界にとって初となるゴールデンタイム地上波生中継を見る方が楽しみだったこと、これまでバスケを見たことない方こそ見るべきだと思い、丁重にお断りをした。振り返れば、2006年に有明コロシアムで行われたbjリーグ開幕戦も、JBLが心機一転スタートした2007年の東京体育館での開幕戦も、現場には行かなかった。

LEDコートを敷いたBリーグ開幕戦、前半は家でしみじみと観戦。近所の居酒屋でパブリックビューイングしていると聞き、ハーフタイム中に移動して多くの方々と一緒に楽しませてもらった。初めて見る方々の率直な感想が心地よい。

「シュートが決まらないね」「フリースローも入らないね」「アフロがいるね」「ウワっ、巻き返してきたね」「惜しかったね」「次は会場に観に行きたいな」

会場で酒を飲みながら、「あ~でもない、こ~でもない」ということは今でも時おり行っている。しかし、テレビ画面に映し出された勝手知ったる選手たちに向かって、好き勝手言えるのは、格別なひとときであった。定食屋のブラウン管から流れる野球中継を見上げているかのごとく、昭和にタイムスリップしたような気分に慕ってしまった。

しかし今は平成、2016年。『スポナビライブ』のようなスマホでスマートに観戦する方が時代に合っている気もする。

バスケが国技であるフィリピンにて、一つの携帯電話から流れるバスケ中継をみんなで見ていた微笑ましい光景を思い出す。スマホはパーソナルなデバイスだが、持ち運び可能であり、場所を選ばない。きちんとモラルを守りながら、各所でパブリックビューイングが開催されるような文化を作れるかもしれない。

LEDコートのインパクト後、初のアルバルク東京ホームゲーム

栄えあるBリーグ開幕戦で2連勝を飾ったアルバルク東京は先週末、トヨタ自動車の本社所在地があるスカイホール豊田で3000人を集めた。そしていよいよ今週末、8割以上開催するメインホームアリーナである代々木第二体育館での開幕戦を迎える。

開幕戦の視聴率は5.3%だったが、それでも200万人以上(※ビデオリサーチによると関東地区1%あたり40万5620人)が視聴したことになる。Bリーグの報告では無料中継されたLINE LIVEでは300万人に見られたそうだ。その後のメディア露出はご存知の通り、かつてない状況である。

チケット完売となった開幕戦ゆえに、見られなかったトヨタ自動車アルバルク時代からのファンも少なくなかっただろう。ようやく待ちに待った東京でのホーム開幕戦がやって来る。

ホームもアウェーもないBリーグ開幕戦は紅白のTシャツで分け隔てられ、プロバスケ会場らしくない違和感を感じていた。「赤で燃やせ!」と煽るアルバルク東京のホームゲームに期待したい。

『Bリーグ=LEDコート』という報道は今なお絶えない。今週も仕事中にラジオから耳にした。先週のテレビ番組に至っては「3ポイントシュートが入ったらコートが光るのがBリーグなんですね」との発言に驚かされた。

あのインパクトはやっぱり強く、主役となったアルバルク東京のホームゲームで「LEDコートが設置されるのではないか!?」という期待感は拭えずにいる。世界ブランドランキング5位、純利益で2兆円を超えるトヨタ自動車がバックについているのだから、無理な話ではないとは思うが……。

真実は今週末のホームゲームを見るしかない! 来場者全員にタオルマフラー、先着2000名にTシャツがプレゼントされる。

メインホームアリーナで開幕戦を迎えていないクラブはもう一つある。横浜ビー・コルセアーズも開幕戦は横浜文化体育館での出張ゲームをこなしただけ。5000人収容可能な横浜国際プールでのメインアリーナ開催は来週末の10月22日、23日となる。

各クラブともホーム開幕戦の集客は好調だっただけに、残る2クラブが続くかどうかでBリーグ人気の持続性が試される。3週間前に注目を集めたアルバルク東京のホームゲームこそ満員にしなければならない。

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