ザイオンはいまだ不在も、1勝12敗と最悪のスタートから持ち直す
現地12月23日に行われたペリカンズvsマジックの一戦は、ブランドン・イングラムが31得点、ジョシュ・ハートが22得点5リバウンド5アシストを記録し、ペリカンズが110-104で勝利した。
ザイオン・ウィリアムソンの復帰時期はいまだ決まらず、他にもケガ人や健康安全プロトコルの影響で欠場中の選手も少なくない中、ペリカンズはイングラムが第3クォーターだけで14得点、ハートが第4クォーター後半に連続3ポイントシュートを決めてリードをキープするなど、活躍すべき選手のパフォーマンスにより勝利を収めた。
開幕から1勝12敗と最悪のスタートを切ったとはいえ、それ以降は11勝9敗と立て直すことに成功している。今シーズンから指揮を執るウィリー・グリーンは「選手たちがお互いを信頼し合って、コーチングスタッフを信頼してプレーしているのが素晴らしい」と、選手を称えた。
「選手たちはチームのやり方を信じている。これは本当に重要なことだ。試合に勝っても負けても、我々はチームのやり方を変えない。それは選手たちにもメッセージとして伝えている。彼らもチームのやり方を信じて、実行してくれている」
エースのイングラムは「ここ数試合、みんなそれぞれ異なる要素を試合にもたらしている。ディフェンスではディフレクトしたボールのスティール、リバウンド、オフェンスでも3ポイントシュートやプレーを決めてくれている。今日もターンオーバーが少なかった(10)し、素晴らしい試合だった」とマジック戦を振り返った。
2019年にレイカーズからトレードされた仲間でもあるハートについて、イングラムは「彼の存在は心強い。毎試合でアグレッシブにプレーしているし、シュートも決められる。試合終盤に大事なフリースローもきっちり決めてくれる。チームにとっても頼れる存在さ」と語った。
序盤の連敗による借金を返すにはまだ時間がかかるものの、サンダー、バックス、トレイルブレイザーズ、そしてマジックを下して連勝を記録するなど、確実に状態は上向いている。ベテランのイングラムとハートを中心にこの調子を維持して後半戦までに勝率を5割に戻せれば、プレーイントーナメント争いに加われるかもしれない。