アンソニー・マクヘンリー

本来なら出場資格はないが、最多得票を獲得したことと沖縄での実績から選出

Bリーグは来年1月14日と15日に開催する『B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2022 IN OKINAWA』に出場する最後の1枠をかけたSNS投票の結果を発表した。B.BLACKにはアルバルク東京の田中大貴、B.WHITEには琉球ゴールデンキングスの並里成が選出されている。田中はBリーグが始まってから過去4回のオールスターすべてに出場することになり、並里は地元である沖縄でのオールスターへの出場となる。

また、信州ブレイブウォリアーズのアンソニー・マクヘンリーは、両チームを通じて最多得票を獲得。外国籍レギュレーションにより本来なら出場は果たせないが、最多得票を獲得したことや開催地の沖縄でbjリーグ時代、またBリーグ初年度を合わせて9シーズンプレーした実績から、『特別枠』として出場することになった。

マクヘンリーは信州でB1昇格を果たした昨年6月、『バスケット・カウント』の取材で古巣の琉球と対戦することについて質問され、琉球への思いを語っているので紹介しておきたい。

「沖縄には特別な感情が今もあるよ。2008年に沖縄と契約したのは、このシーズンからキングスに加入する友達のジェフ(ニュートン)に誘われたことがきっかけだった。もし彼から連絡がなかったら、あの時点で僕は引退するつもりだった。だから今もこうして現役生活を続けていることはなかったわけだ」

「琉球は日本に来てバスケットボールをプレーする機会を与えてくれたチームであり、僕にとって沖縄は常に特別な存在だ。昨年、プレシーズンで対戦した時も、他の相手とは違う気持ちになった。でも、今はブレイブウォリアーズの一員であり、どんな相手に対してもチームを勝利に導くことが僕の仕事だ」

マクヘンリーは琉球ゴールデンキングス創設2年目にチームに加わり、単に主力選手としてプレーしただけでなく、プロバスケの文化を根付かせる上で大きな役割を果たした。そのマクヘンリーが、沖縄アリーナでのオールスターのコートに立つのは楽しみだ。