サーシャ・ブヤチッチ

写真=Getty Images

昨シーズンはイタリアでプレー、佐賀に尽力

フリーエージェントのサーシャ・ブヤチッチが、ペリカンズのワークアウトに参加していたことが『New Orleans Times-Picayune』により報じられた。

ブヤチッチが最後にNBAでプレーしたのは、ニックスに所属した2016-17シーズンのこと。このシーズンには42試合(先発4試合)に出場して平均3.0得点、1.4リバウンド、1.2アシストを記録。それでも昨シーズンはNBAでの契約を得られず、イタリアリーグでプレーした。

2004年のドラフト全体27位でレイカーズから指名されたブヤチッチは、2010年までレイカーズに所属。セカンドユニットの中心メンバーの一人として2008-09シーズン、09-10シーズンの連覇に貢献した。

3ポイントシュートを得意としているブヤチッチ(キャリア成功率36.7%)ならば、現代のNBAにも適応できる。ペリカンズは、昨シーズンの3ポイントシュート成功数でリーグ18位(837本)に低迷したため、ニーズにも合致するはずだ。

ブヤチッチは日本にも縁がある。Bリーグ参入を目指して佐賀で立ち上げられた佐賀バルーナーズのアンバサダーを務め、弟のアル・ビェコビッチが選手兼コーチを務めている。ペリカンズが34歳のブヤチッチにNBA復帰のチャンスを与えとなれば、佐賀バルーナーズにも良い刺激となるはず。今後の進展に注目したい。