好調なアウトサイドシュートに加え、ビッグラインナップでリバウンドも圧倒
川崎ブレイブサンダースvs滋賀レイクスターズの水曜ナイトゲームは、アウェーの川崎が91-74で勝利した。
試合の立ち上がりから川崎が主導権を握る。ボールをしっかりと回してズレを作り、さらにエクストラパスを出すことで右コーナーからジョーダン・ヒースと長谷川技がワイドオープンの3ポイントシュートを連続で決めたのを皮切りに、開始3分間で13-0と圧倒した。アウトサイドシュートだけでなく、途中からはパブロ・アギラール、ヒース、ニック・ファジーカスのビッグラインナップを敷き、インサイドからも得点を重ねた。
27-17と川崎の2桁リードで迎えた第2クォーター。滋賀が徐々に積極性を取り戻していく。ベンチから出場した澁田怜音やノヴァー・ガドソンが積極的にアタックすることでチームに勢いを与える。特に渋田はペイントアタックに3ポイントシュート、そして藤井からスティールを奪うなど、攻守に積極的なプレーを見せた。彼らの勢いに乗るように、司令塔の柏倉哲平もアグレッシブさを増し、ボールプッシュして速い展開を作り出していった。
しかし、滋賀がリズムをつかみそうになったところで、川崎はディフェンスをゾーンに変えて相手のペースを乱し、46-36で前半を終えた。後半になっても川崎の3ポイントシュートは好調で、長谷川やヒースが得点を重ねていく。アウトサイドが好調な川崎はインサイドでも滋賀のヘルプを寄せ付けず、中と外からバランスの良いオフェンスを展開した。
川崎の67-51で迎えた最終クォーター。このクォーターだけは川崎が24点、滋賀が23点と点の取り合いとなった。滋賀はラベナを中心に積極的にドライブを仕掛けて得点へと繋げる。さらにディフェンスリバウンドやスティールからの速い展開を作り出し、自分たちの得意なバスケットを披露していった。
しかし、ここでも勢いに乗りかけた滋賀を川崎がねじ伏せる。前半は放った5本の3ポイントシュートすべてがリングに嫌われた前田悟が、第4クォーターの勝負どころで2本の3ポイントシュートを沈めた。こうして序盤に作ったリードを守り切った川崎が最終スコア91-74で勝利した。
この試合で川崎はリバウンドを46-28とし、セカンドチャンスポイントでも18-6と圧倒した。得点面だけでなくリバウンドをモノにすることで、滋賀のトランジションバスケを封じて自分たちのペースでゲームを進めて勝利した。
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