開幕節での接戦を勝ち切ったサンロッカーズ渋谷、司令塔のベンドラメ礼生が挙げる課題は「コート上での判断」

開幕節での接戦を勝ち切ったサンロッカーズ渋谷、司令塔のベンドラメ礼生が挙げる課題は「コート上での判断」

2021/10/04 16:00
ベンドラメ礼生

「開幕2連勝できたのはすごく良かった」

サンロッカーズ渋谷は2021-22シーズンの開幕節で名古屋ダイヤモンドドルフィンズと対戦し、第1戦を80-77、第2戦を93-88と連勝で新シーズンのスタートを切った。

ベンドラメ礼生が第2戦後の会見で「今日は入りがすごく重たかったですが、悪い中でも点差をつけられずについていき、リードする時間があったのは大きな収穫です」と振り返ったように、点数自体はさほど離れていなかったが、試合自体は名古屋Dのペースで進んでいた。

それでもベンドラメが「結果的には苦しい時間帯で粘れたので、すごく良かった」と言うように、苦しい試合ではあったが勝ち切ることができた。その要因は、選手を入れ替えながらインテンシティを40分間高く保ち続けるSR渋谷のディフェンスがあったからだ。それでも、オフェンスに波がなければもっと自分たちの展開を作れたはず。オフェンスにはリズムが良い時間帯と悪い時間帯があるものだが、悪い時間帯をいかに減らすかが、これからのチームの課題となる。そしてそれは、ポイントガードのベンドラメに託される部分でもある。

ベンドラメは言う。「ボールがスイングできている時はすごくスムーズにオフェンスも入れて、良いリズムで攻めることができていました。ただ、悪い時はピック&ロールにこだわっていたり、右サイドでずっと攻めちゃったり。そういったダメだった時にすぐに切り替えて逆サイドに展開する意識は、もうちょっと必要かなと思います。そういう声かけはベンチでもあったので、それをコート上で判断できるようになるのが、これから一つ大事になってくるところです」

ベンドラメ礼生

「昨日と今日のような試合を勝ち切った経験があるのは大きい」

ベンドラメが「コート上での判断」と語ったように、指揮を執るのはヘッドコーチだが、実際にプレーをするのは選手だ。この試合でも伊佐勉ヘッドコーチは苦しい時間帯にタイムアウトを取らずに、選手たち自身で問題を解決するようにうながしたと言う。

ゲームの終盤には名古屋Dの猛攻を受け2点差まで詰められる場面もあったが、「大事なところでのワンストップや得点がほしい時のフリースローだったり、大事なところで選手がゲームをコントロールできたのは良かったです」と伊佐コーチは振り返った。

まだシーズンは開幕したばかりで、チームは成長段階にある。課題は浮き彫りになったものの、自分たちで解決し接戦を制したことは大きな意味がある。ベンドラメも「開幕2連勝できたのはすごく良かったですし、気持ち良くシーズンに入れます」と言う。「これからも厳しい試合が多くなってくると思いますが、昨日と今日のような試合を勝ち切った経験があるのは、今後同じような場面が出た時に大きいと思います。これからシーズンはいろいろな試合が始まるのですごく楽しみです」

今オフのBリーグは移籍が活発で、特に主力選手の移籍が多く見られた。その中でSR渋谷は大幅なロスター変更をせずに今シーズンに挑めているのが強みの一つでもある。伊佐コーチが「同じことをやっていても昨シーズンと同じ成績かそれ以下にしかならない」と語ったように、今シーズンのSR渋谷がどう変化していくのか、そして司令塔のベンドラメがどのようにチームを引っ張っていくのか注目だ。

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