トレイ・ヤング

審判の足を踏んだ際に足首を捻挫

現地27日にアトランタで行われた東カンファレンスファイナル第3戦は、バックスが113-102で勝利し、シリーズ戦績を2勝1敗にした。

ホークスのトレイ・ヤングは35得点を記録したものの、第3クォーターにウィング付近でバックステップを踏んだ際に審判の足に乗ってしまい、右足首を捻った。一時ロッカールームに下がって治療を受けたヤングは、第4クォーターから再びプレーしたが、ケガの影響で本来のパフォーマンスを発揮できず、チームは大事なホームゲームを落とした。ロッカーに下がるまで32得点と絶好調だったヤングがケガをしなければ、結果は違っていた可能性はある。

試合後の会見で足首の状態について聞かれたヤングは「痛みはある。フラストレーションが溜まるよ」と答えた。そして「治療を受けたし、明日も治療を受ける。今は、これしかできない。試合に戻ってからも痛みがあって、自分がプレーしたいスピードでやれなかった。それが辛かった。これから治療を受けて、次の試合では今日より良い状態でプレーしたい」と、続けた。

チームメートのケビン・ハーターは「(治療後の)トレイは普段の彼とは違った」とコメント。その上で、エースを擁護できなかったことを悔やんだ。「審判の足に乗って足首を捻るなんて滅多にないこと。どうにもできないことはある。ただ、そんな彼を支えないといけないのは自分たちなのに、今日はそれができなかった」

ヤングは第4クォーターに放った1本目の3ポイントシュートが決まった瞬間を振り返り、「あきらめず、戦い続けないといけないと思った。1本目の3ポイントシュートが決まって、少なくとも戦うことを止めてはいけないと思った」

第4戦は、2日後の現地29日に行われる。今後48時間、ヤングは痛めた足首を少しでも回復させるため治療に専念する。