写真=Getty Images

パーカーの目標は現役20年、引退後は球団経営に専念予定

スパーズのトニー・パーカーが、キャリア5度目のNBA優勝を果たした上で現役引退したいと語ったと、スイスのメディア『Lematin』が伝えた。

スイスのベルナーアルプスで開催されたイベントに出席したパーカーは、「最後の最後にNBAで優勝できたら最高だ」とコメント。「優勝への思いが現役を続けるモチベーションになっている。それがあるから続けられる。サンアントニオは毎シーズン何かしらのタイトルを取れるだけのチームだから、僕は幸運だった。新シーズンも優勝を狙う力はあると思っているよ」と話す。

長らくチームの柱だったティム・ダンカンの現役引退がスパーズに与える影響は、どれほどのものなのだろうか? パーカーは言う。

「彼がいなくて残念だよ。代わりのきく存在ではないから。でも、チームはパウ・ガソルを獲得してその穴を埋める対応を取った。彼ならチームの力になれる。それに、シーズン中はいろんなことが起こるからね。それがスポーツの醍醐味でもあるわけだから」

リオ五輪にフランス代表として出場したパーカーは、スペイン代表との準々決勝に敗れた後、代表引退を明言した。現役選手を続けながらフランスのプロバスケットボールチーム『アスヴェル・リヨン』のオーナーと球団社長を兼任しているパーカーは、NBAで現役20年目までプレーした後の将来設計についても、『Lematin』に語った。

「あと4年か5年NBAでプレーして、現役20年目までやりたい。それからはアスヴェルの球団社長に専念して、アカデミーの発展、新選手の育成に力を入れたいと思っている。アスリートにとっては、セカンドキャリアのことを考えるのも大事なことだからね」

スペインとの試合を最後にフランス代表を引退したパーカー。ナショナルチームの活動をやめスパーズでの戦いに照準を合わせた。