伊藤達哉

「チームの勝利に貢献できるように頑張ります」

名古屋ダイヤモンドドルフィンズは今日、伊藤達哉と2021-22シーズンの選手契約を結んだことを発表した。

伊藤は東海大出身、173cmのポイントガード。東海大4年で特別指定選手として京都ハンナリーズに加入した時は公式戦の出場がなかったが、プロ契約を結んだ2017-18シーズンの開幕戦にスタメン出場すると、京都に欠かせない司令塔として2シーズンに渡り活躍した。2019年オフに大阪エヴェッサへと移籍し、ここでも2シーズンを過ごした。

力強いボールプッシュと自ら切り込むアタックを持ち味とする伊藤は、天日謙作ヘッドコーチの『走るバスケ』を引っ張る存在として活躍。途中でケガもありセカンドユニットに回ることも多かったが、『走るバスケ』一辺倒ではなくメリハリを付けたり、若手を引っ張ったりと、プロキャリア4年目にして精神的な成長も見せていた。今シーズンはチャンピオンシップ初進出を果たしたチームにおいて特に終盤、またチャンピオンシップでチームを引っ張るインパクトを見せていた。

大阪からの退団リリースでは「チーム初のチャンピオンシップ進出を目標に掲げ、それに向かい大阪一丸となって戦い、山あり谷ありのシーズンの中でたくさんの人に支えられて戦い抜いた日々、コロナ禍という苦しい状況でもたくさんの声援を送ってくれたこと、そして目標であるチャンピオンシップ進出を達成できたこと、全てが僕の財産です」と挨拶のコメントを残している。

また名古屋Dの入団リリースでは、次のようなコメントを発表している。「ドルフィンズの一員としてプレーできること、大変嬉しく思います。 コロナ禍という苦しい状況の中、バスケットができることに感謝し、ドルファミの皆さんと共に困難を乗り越えていきましょう! そして、栄光を掴み取るために自分の持っている力を全て出し切り、チームの勝利に貢献できるように頑張ります」

名古屋Dではチームを長く支えたポイントガードの笹山貴哉が退団。齋藤拓実を中心にしたチーム再編が進められている。ここに加わった伊藤がどんな役割を与えられ、どんなパフォーマンスを見せるのかが楽しみだ。