ルカ・ドンチッチ

「チームの力を信じない理由が見当たらない」

マーベリックスとクリッパーズによるプレーオフファーストラウンドは、第6戦までを終えて3勝3敗のイーブンとなり、勝敗は最終の『GAME7』に委ねられた。

今シリーズはロードのチームが第6戦まで勝利を収めるという、NBA史上初のケースになっている。つまり、この短期間の傾向だけで考えれば、現地6日にステイプルズ・センターで行われる第7戦は、マブスが勝つ可能性が高い。だが、次戦はシリーズ勝ち上がりがかかった『GAME7』で、この傾向が当てはまるとは考えられない。

マブスのエース、ルカ・ドンチッチは、シリーズ最終戦に向けて気持ちを切り替えている。ホームで迎えた第6戦でクリッパーズのカワイ・レナードに45得点を許し、97-104で敗れた試合後、ドンチッチは「彼にこっぴどくやられた」とレナードを称えつつも、第7戦に向けてこう続けた。

「チームのモチベーションは高い。あと1試合残っているのだから、チームの力を信じない理由が見当たらない。次は『GAME7』。どこで試合が開催されるかは関係なくて、全力を尽くさないといけない。それが『GAME7』というものだ」

クリッパーズが行うドンチッチ対策について、本人は「もっと相手の動きを上手に読まないといけない」と答えている。「ダブルチームを仕掛けてくるということは、誰かが必ずオープンになっている。局面をもっと上手く読まないといけない」

第6戦ではフィールドゴール7本中3本成功の7得点に抑えられたクリスタプス・ポルジンギスは、シリーズ最終戦を「戦争」と表現した。「これまでだって、難しい状況から挽回してきた。このシリーズ中も、第4戦で30点近く離されて(81-106)負けたけど、次の試合では勝つことができた」と言うと、カンファレンスセミファイナル進出がかかる大一番についてこう語った。

「第7戦も決して簡単な試合にはならない。でも、それが面白いんじゃないか。この試練を楽しみにしているよ。相手の状態も良いけど、僕たちも彼らに勝てると思っている。どちらが正しくて間違っているのか、次の試合でハッキリする」