トリスタン・トンプソン

問題はケガ人よりもメンタル「コート上でお人好しじゃダメだ」

セルティックスはヒートに連敗し、ケンバ・ウォーカーは「ここから仕切り直して前に進むんだ」とチームに檄を飛ばしたものの、現地12日には11連敗中だったキャバリアーズにも敗れた。これでプレーイン・トーナメントに回ることが確定している。

左手首のケガで戦線離脱したジェイレン・ブラウンの手術は成功し、3カ月後にプレーを再開できる。来シーズンに向けたトレーニングキャンプには最初から再開できそうだ。ブラウンは手首をギプスで固定して、右手の親指を立てている写真をSNSにアップしたが、チームの沈んだ雰囲気は変わらなかった。

130失点、129失点を喫したヒート戦を終えて、ヘッドコーチのブラッド・スティーブンスは「我々のディフェンスは機能していない。ボールプレッシャーの掛け方、シューターへのチェックの部分は昨シーズンより一歩遅くなっている。改善のアイデアはあるから、やらなければいけない」と語っていたが、キャブズ戦では94-102とオフェンスが沈黙した。

ケンバとマーカス・スマートが欠場した試合でジェイソン・テイタムが29得点を挙げたものの、チームのフィールドゴール成功率は35.6%と低調。アシストは14しかなく、チームオフェンスに連動性を欠いた。

ブラウンが離脱し、ケンバの調子も上がらない。さらに負けが続くことでチームを取り巻く雰囲気は重苦しいものになっているが、トリスタン・トンプソンはそれに飲み込まれたままではいかないと言う。

「このチームには人間性に優れた選手が集まっているけど、コート上でお人好しじゃダメだ。お互いに責任を持ち、エネルギーを出していく必要がある。これは誰かに変えてもらうものじゃなく、自分たちでスイッチを入れなきゃいけない。プレーインがどんな仕組みであろうと、一つも落とせない試合の連続であることに変わりはない。不本意であってもやり直すことはできないんだから、目の前のものが何であれ全力でやって勝たなきゃいけない。勝つか負けるか、その気持ちなんだ」

「ジェイレンは大きな戦力だし、今日はケンバもスマートもロブ(ロバート・ウィリアムズ三世)もいなかったけど、それが48分間戦えない言い訳にはならない。レギュラーシーズンはまだ2試合ある。ここで立て直してプレーインの準備をするんだ」とトンプソンは言う。チームは満身創痍だが、問題はむしろメンタルの部分にある。残り2試合、ティンバーウルブズとニックスとの対戦で『スイッチ』を入れて、重苦しい雰囲気を払拭できるか。追い込まれたセルティックスの逆襲を待ちたい。