ベン・シモンズ

指揮官はシモンズのディフェンスを勝因に挙げる

現地2日にAT&Tセンターで行われたセブンティシクサーズvsスパーズの一戦は、オーバタイムの末にシクサーズが113-111で勝利した。

デジャンテ・マレーとデリック・ホワイトがケガで欠場し、デマー・デローザンとヤコブ・パートルが休養のために欠場したスパーズを相手に苦戦したシクサーズは、オーバータイムでも試合をコントロールし切れず、111-111の同点で最後のプレーを迎えた。

ジョエル・エンビードがペイント内で相手の2人にマークされながら放ったジャンプシュートはリングに嫌われるも、カバーに入ったベン・シモンズが試合終了のブザーと同時に押し込んで勝負アリ。粘るスパーズをかわし、東カンファレンス首位をキープしている。

シモンズは、5得点6リバウンド5アシストを記録。スタッツだけを見れば振るわなかったように思えるが、ヘッドコーチのドック・リバースは、シモンズがオーバータイムに見せたディフェンスを勝因に挙げた。

今シーズンは守備でもトップクラスという評価を得ているシモンズは、チームメートのマティース・サイブルから多くを学んでいるとコメントした。「もし彼がチームにいなかったら、自分は今のようなディフェンダーになれていなかった。彼とはディフェンスに関する波長が合うし、お互いに守備での役割をこなしたいタイプ。対戦相手の特定の選手を抑える役割を好んでいる」

決勝点については「自分たちはジョエルを信頼しているからね。彼ならきっと良い形でシュートを打てると思っていたから、自分は後始末をしただけ」と振り返った。

この日もエンビードは34得点12リバウンドとエース級の活躍で勝利に貢献したが、ディフェンスを中心に考え、チームの勝利のためにプレーしているシモンズの存在は、シクサーズにとって非常に大きい。