「バスケになると外人になる」ハンター・コート、若返りを図る横浜での挑戦

2018/08/13
Bリーグ&国内
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ハンター・コート

文=丸山素行 写真=B.LEAGUE バスケットカウント編集部

U-19男子日本代表候補に選出された経歴を持つハンター・コートは、昨シーズンに広島ドラゴンフライズでプロキャリアをスタートさせた。そして2年目の新シーズン、ハンターは戦いの場をB1に移す。横浜ビー・コルセアーズの最年少プレーヤーだが「バスケに年齢は関係ない」と言う188cmのポイントガードに話を聞いた。

「一番僕に期待してくれているチーム」

──まずは横浜ビー・コルセアーズへ移籍した経緯を教えてください。

いくつかオファーはいただきましたが、僕は基本英語で喋るので、まずヘッドコーチが外国人のトーマス・ウィスマンさんであることが良かったです。またスキルコーチも外国人なので、それが合っているのかなというのはありました。

あとは自分の成長のために、一番僕に期待してくれているチームを探しました。横浜は将来を見据えて若い選手を集めて、良い文化、リズムを作りたいと言っていたので、それも大きいです。ウィスマンさんに会った時に、成長するための環境として一番良いところだと感じました。

──横浜は若い選手が増えましたが、その中でもハンター選手は最年少です。広島でもそうでしたが、最年少であることで苦労したりはしないですか?

ポイントガードというポジションは経験が大事です。ベテランの選手が多いのでいっぱい勉強になりますが、バスケに年齢は関係ないとも思っていて、自分のプレーに自信も持っているので苦労はないですね。

──頼もしいですね。ガードは指示を出すことも多いですが、その点でも遠慮はないですか?

そうですね、僕はバスケになると完全に外人になるので(笑)。遠慮が全くないことはないですけど、言わないと自分にもチームにもマイナスになります。ポジション的にしゃべってコミュニケーションを取ることがすごく大事だし、できるだけ先輩たちと話して、しっかりチームを作りたいと思っています。

ハンター・コート

線の細さを認めつつ「自分のプレーを生かせる」

──ポイントガードながら188cmの長身が一つの武器になっていると思いますが、ご自身の強みを教えてください。

日本のポイントガードとしては背が大きいので、リバウンドからのそのままトランジションに持っていくプッシュとか、ペースを上げることは強みです。ペースを上げる中でのパスやドライブが、一番自分らしいプレーです。

今シーズンの横浜はトランジションです。ウィスマンさんはポイントガードがリバウンドを取ってそのまま走るというのをやりたいって言っていて、ミーティングではペース上げるのがうまいから生かしたいと言ってくれました。

──身長があるのは大きな利点ですが、線が細いとも見受けられます。フィジカルについての不安はないですか?

もちろん身体ができていない部分はあって、B1のフィジカルに当たり負けしないように、もう少し強くしないといけないとは思っています。それでも自分のプレーを忘れないで、できるだけ自分らしいプレーをしたいですね。B2でも全然できないとは感じませんでした。B1でも自分のプレーを生かせるという自信はあります。
ハンター・コート

「ファンが来ないと僕たちは仕事になりません」

──昨シーズンの広島で通用する手応えをつかんだと思いますが、トランジションではなくハーフコートバスケットではどのようなプレーができますか?

高校ではドライブばかりしてました(笑)。でもプロはスペーシングが大事で、シュートを狙わないとドライブするスペースが空きません。プロに入ってからは、シュートが入らないと試合には出られないと感じました。今はキャッチ&シュートの練習をよくしています。

──「プロ」という言葉が連続しましたが、プロ選手はファンへの対応も求められます。広島も横浜も熱心なファンのいるチームですが、ファン対応についてはどのように考えてますか?

それまでは経験がなかったのですが、昨シーズンに初めてファンがついてくれました。プロとしてやっているので、ファンが来ないと僕たちは仕事になりません。ファンの方たちにはすごく感謝しています。プロになってから、バスケ以外のことも考えないといけないなと思いました。

まだ2年目ですが、バスケを仕事にできることをすごくうれしく感じています。ファンの方がいないと僕は仕事ができないですし、だから頑張っています。応援してくれるファンには感謝を伝えたいし、できるだけ多くのファンの方に試合を見に来てほしいです。