グレイソン・アレン

プレーオフ進出の鍵を握る連戦

西カンファレンス8位のグリズリーズは、現地17日に敵地で東の強豪バックスと対戦し128-115で勝利した。

グリズリーズは序盤から試合をコントロール。第1クォーター中盤に10-0の猛攻でリードを広げると、そのままバックスを寄せ付けずに勝負を決めた。

キャリアハイとなる10本中7本の3ポイントシュートを含む26得点を決めたグレイソン・アレンは「チームは成長している」と、試合後のインタビューで語った。「戦術もシステムもレベルアップしているし、今日の試合ではそれらを上手に実行できた。プレーオフレベルの上位にいるバックスに勝つには、ゲームプランを遂行して、シュートを決めないといけない」

前日のブルズ戦にも126-115で勝利したグリズリーズは、現在ロード7連戦という過酷な日程を消化中だ。アレンは「しんどい日程の最中」と苦笑するも「みんなで戦わないといけない。でも、ウチにはスーパーレベルに競争心の高い選手が揃っていて、毎試合で戦えている」とコメントしている。

グリズリーズにとって、敵地7連戦は本拠地をバンクーバーからメンフィスに移転させた2001-02シーズン以来で、次戦からはナゲッツ、クリッパーズ、トレイルブレイザーズとの連戦、そしてナゲッツと上位との対戦が続くため、順位を上げるチャンスだ。しかし、逆に連敗を喫するようならば、プレーイントーナメント争いからも脱落してしまう。

昨シーズンは『バブル』でのプレーイントーナメントでブレイザーズに敗れただけに、チームも今が勝負どころと認識しているだろう。4年ぶりのポストシーズン進出に望みを繋ぐためにも、負けられない戦いが続く。