アジアの頂点を目指すU-18日本代表、大会初戦でカザフスタンを圧倒し88-40と大勝

2018/08/05
日本代表
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U-18男子日本代表

文=鈴木健一郎 写真=FIBA.com

アップテンポな展開に持ち込み、アジア選手権初戦で大勝

今日、バンコク(タイ)でU-18アジア選手権が開幕。日本代表は初戦をカザフスタンと戦い、序盤から攻守に圧倒して88-40と大勝した。

日本のスターティングファイブは中田嵩基、富永啓生、松崎裕樹、結城智史、三谷桂司朗。体格では劣る日本だが、序盤から強気のボールプッシュでアップテンポなバスケットに持ち込み、主導権を握る。スピードで振り回して優位を作りつつ、リバウンドやルーズボールなどインテンシティが求められる場面ではきっちりと身体を張ってパワーで押し負けることもなかった。

カザフスタンは日本が仕掛けるアップテンポな展開を受けて立つが、これが失敗。日本の勢いを止められないばかりか、自分たちがリズムを崩してしまい攻守が噛み合わない。性急な仕掛けでシュートに持ち込んでも、そう難しくないレイアップやジャンプシュートを立て続けに外した。

前半を終えて36-14と日本が大量リード。後半の立ち上がりにカザフスタンが巻き返しを図るも、日本は中田と河村勇輝のツインガードで試合をコントロールし、相手を勢いに乗せなかった。ドライブで仕掛けてパスアウト、そこでズレを作れなければさらに加速したパスワークでディフェンスを引きはがす攻めが機能。特に中田から富永のホットラインは次々と得点を生み出し、第3クォーターのうちに富永の得点は20に達した。

U-18男子日本代表

プレータイムをシェア、チーム一丸の勝利

日本代表は細かく選手を入れ替えて全員にプレータイムを与え、個人のスタッツが伸びなかった代わりに終盤になっても運動量が落ちることなく、62-27で迎えた第4クォーターもスピードで圧倒する。リバウンドを取った横地聖真が即座にチームを走らせるパスで速攻を作り出し、これに合わせる飯尾文哉の連続得点で残り5分で77-32とさらにリードを広げていく。カザフスタンは主力を引っ張るも、体力的にキツくなり流れを変えられなかった。

最終スコア88-40でU-18日本代表が勝利。速攻でシュートに持っていけなくても、個人技とパスワークを組み合わせてチャンスを作り出したオフェンスも良かったが、それ以上に体格に勝る相手の強引なアタックをヘルプを多用しながら、外でもフリーを作らせない機動力を生かしたチームディフェンスが光った。またリバウンドでも59-43と上回り、ディフェンスリバウンドから走ることで相手のペースにさせなかった。

全員が10分以上出場し、それぞれ持ち味を発揮した中でも目立ったのは16分の出場ながら23得点を挙げた富永。ゴール下、ペリメーター、3ポイントと位置を問わずシュートを打ち続け、2点シュートは5本中4本、3ポイントシュートも8本中4本と高確率で決めた。

もっとも、まだ初戦を取っただけ。明日はインドネシアと対戦する。

U-18日本代表メンバー
4 中村拓人(PG / 中部大学第一高等学校 3年)
5 浅井修伍(PF / 福岡大学附属大濠高等学校 3年)
6 半澤凌太(SF / 筑波大学 1年)
7 富永啓生(SG / 桜丘高等学校 3年)
8 結城智史(PF / 土浦日本大学高等学校 2年)
9 松崎裕樹(SF / 福岡第一高等学校 3年)
10 河村勇輝(PG / 福岡第一高等学校 2年)
11 三谷桂司朗(PF / 広島皆実高等学校 2年)
12 中田嵩基(PG / 福岡大学附属大濠高等学校 3年)
13 飯尾文哉(SG / 洛南高等学校 3年)
14 横地聖真(SF / 福岡大学附属大濠高等学校 2年)
15 金田龍弥(SF / 大阪学院大学高等学校 3年)
[ヘッドコーチ]吉田裕司
[アソシエイトヘッドコーチ]トーステン・ロイブル