レジー・ジャクソン

指揮官「彼はいつでも準備を整えている」

現地4月9日、3連勝中のクリッパーズはホームでロケッツと対戦し、126-109で勝利した。

カワイ・レナードとポール・ジョージのダブルエースに加え、シーズン中にラジョン・ロンドとデマーカス・カズンズを獲得して選手層を厚くしたクリッパーズ。しかし、その矢先にパトリック・べバリーが左手の骨折で約1カ月の離脱となり、ジョージも以前から抱えているつま先の負傷により、そしてロンドも内転筋を痛めているためロケッツ戦を欠場した。

この日は第1クォーターだけでロケッツに36点も許したクリッパーズだったが、ハドルで気合いを入れ直した第2クォーターは41-10で圧倒して逆転に成功。ここで得たリードを最後まで守り続けて連勝を4に伸ばした。故障者が出て負ける悪循環の始まりになりかねない状況ではあったが、レナードが31得点5リバウンド8アシスト、レジー・ジャクソンが26得点7アシストを挙げる活躍でチームを引っ張った。

ジャクソンは「ケガ人が相次いでいることはあまり考えないようにして、アグレッシブにプレーすることを心がけている」とコメントした。この言葉通り、ジャクソンはゲーム序盤からドライブや3ポイントシュートで得点を量産するだけでなく、テレンス・マンのアリウープをお膳立てするなど、積極的なプレーでチームを引っ張った。

ヘッドコーチのタロン・ルーは、準備を怠らずに突然の先発起用にも対応したベテランのジャクソンを称えた。「彼とは話をして、今後の起用法について伝えた。状況は以前と異なるが、彼はいつでも準備を整えている。パット(べバリー)が戻るまでは、これからも彼にアグレッシブにプレーしてもらいたいし、得点、チームメートのためにプレーを決めてほしい」

昨日のサンズ戦後にジョージが語ったように、優勝候補に挙げられているクリッパーズにとって最大の敵はケガだ。レギュラーシーズンも残すところ1カ月となった今、これ以上の離脱者を出さずにプレーオフを迎えたい。