ホークス

最終クォーターを31-14と圧倒して勝利を手繰り寄せる

現地3月1日に前指揮官のロイド・ピアースを解任し、アシスタントコーチを務めていたネイト・マクミランを暫定ヘッドコーチに据えたホークスは、2日のヒート戦で94-80の勝利を収めた。

ホークスは2月28日のヒートとの第1戦を99-109で落とした後にピアースの解任を発表し、その約2時間後にマクミランの暫定ヘッドコーチ就任を発表するなど、怒涛の数日を過ごした。マクミランは「私たちはピアースコーチを失ってしまって、全員でもっと良いバスケットをしなければならなかった。そして、それが今日のゲームでのウチの課題だった。今日はみんなよくやってくれたよ」と試合後にコメントした。

最終クォーターの残り7分半の時点では73-73と拮抗した戦いが続いていたが、このタイミングでコートに戻ったトレイ・ヤングがゲームの流れを変える。ヤングは第3クォーターまでは5得点に留まっていたものの、連続ディープスリーや積極的なアタックでファウルを奪うと、第4クォーターだけで3ポイントシュート3本成功を含む13得点を挙げてオフェンスを牽引。ヤングの活躍もあり、残り7分半から19-3のランを見せたホークスが、ヒートの6連勝に終止符を打った。

ヤングが18得点10アシスト、クリント・カペラが10得点17リバウンドのダブル・ダブルを記録し、他の先発3人も2桁得点を記録した。そしてケガの影響で1月9日のホーネッツ戦以来欠場が続いていたボグダン・ボグダノビッチがこの試合で復帰し、16分の出場で5得点2リバウンド4アシストを挙げた。

ヤングは試合後のコートインタビューで最終クォーターを31-14と圧倒した理由を問われると「僕たちはゲーム全体を通してプレーしているんだ」と言うと、チームメートの活躍を称えた。「ジョン・コリンズはハードにプレーしていたし、クリントもリバウンドを頑張ってくれていた。ボギー(ボグダノビッチ)も何本か3ポイントシュートを打っていたしね。チーム全員がこの勝利に貢献していたし、僕たちにとっては意味のある1勝だ」

ホークスはオールスターブレイク前にマジックとの一戦を控えている。ヤングは「僕たちはとにかく勝ちたい。クラブ、そしてアトランタの人たちのために戦いたい」と意気込みを語った。