ジェームズ・ハーデン

29得点11リバウンド14アシスト、ネッツで6度目のトリプル・ダブル

ディフェンスが崩壊して7連敗中のキングスに、ネッツの破壊力を止める術はなかった。ケビン・デュラントの欠場もほぼ影響はなく、第1クォーターに42得点を奪ってキングスを圧倒。第4クォーター序盤に点差を詰められたものの、慌てずに突き放して127-118で勝利した。これでネッツの連勝は7に伸びている。

ブルース・ブラウンとジェームズ・ハーデンがゲームハイの29得点を記録。オフェンスを引っ張ったのはハーデンで、前半終了を待たずしてアシストが10に到達。29得点11リバウンド14アシストで、ネッツにトレードで加わってから6度目のトリプル・ダブルを達成した。

もっとも、ハーデンにとっては大喜びするようなものではなく、試合後の会見ではあくまで落ち着いた口調で「このペースを維持しないといけないね」と語る。「長い遠征を終えたばかりで疲れもあるし、難しいゲームになるのは分かっていた。でも午前中のシュートアラウンドの時から『タフなゲームになるぞ』、『疲れてるけど言い訳にはならないからな』ってみんなで声を掛け合って良い雰囲気を作った。それが今日の立ち上がりに繋がったと思う」

この日、ハーデンにとっては9回目となるNBAオールスターへの出場が決まった。「オールスターへの出場はいつも喜ばしいものだ。自分がやっていることが間違っていないということを意味するからね」

ネッツから3人の選手がオールスターに出場するのは初めての出来事。デュラントとカイリー・アービングは投票でスターターに選ばれており、ハーデンだけはリザーブでの出場となったが、「この機会を当たり前のことだとは思っていない。オールスターに9回も参加できるなんて、恵まれているし幸運だよ」と不満は全く感じていない。

指揮官のスティーブ・ナッシュは「ジェームズは突出したタレントだ。リーダーシップがあり、プレーメークも得点もできる、オールスターに相応しい選手だよ」とハーデンを称える。

9年連続の出場はレブロン・ジェームズ(17年連続)に続く2番目の連続出場記録。良い時も悪い時もあるキャリアの中で、ハーデンはコンスタントに結果を出し続けている。