ダニー・エインジ

「私たちのロスターは明らかに良くない」

ホークスとの連戦に臨んだセルティックスはケンバ・ウォーカーが28得点6アシスト3スティール、ジェイソン・テイタムが25得点6アシスト3ブロック、ジェイレン・ブラウンが17得点6アシストと主力がしっかりと活躍し、前半で得た25点のリードを守り切り121-109で勝利した。

快勝を収めたセルティックスだが、現在の戦績は15勝14敗と不振が続いている。過去5シーズン連続で48勝を挙げ、昨シーズンはカンファレンスファイナルまで勝ち進み、優勝候補の一角として見られていたチームとしては低調な成績だ。

ボストンのラジオ番組に出演したGMのダニー・エインジも「私たちのロスターは明らかに良くない」と話し、苦戦が続くチームをこう評した。「我々は14勝14敗のチーム。それについて『もし』とか『だから』とか『でも』ということはない。それが我々だ」

また、優勝を狙うに十分かどうかを問われたエインジは「そうは思わない」と回答した。ただ、エインジはこの苦戦を誰かのせいにするのではなく、GMである自分の責任ととらえている。「14勝14敗という現状で誰かが非難されるならば、それはダニー・エインジだ。ブラッド・スティーブンス(ヘッドコーチ)のせいではない。ジェイソン・テイタムやジェイレン・ブラウンのせいでもない。今のままではダメなことはみんな分かっている。我々はもっと良くならなければならない」

テイタムが新型コロナウイルスの後遺症に悩まされ、マーカス・スマートとダニエル・タイスも戦線離脱するなど、チームが万全な状態ではないことが不振の理由の一つ。状況がすぐに好転することは難しいため、ケガ人が復帰するまでは我慢の戦いが続きそうだ。