名古屋Dは先発の5人全員が2桁得点を記録
名古屋ダイヤモンドドルフィンズvs新潟アルビレックスBBの第1戦。チェンジングディフェンスを仕掛けてリズムをつかんだ名古屋Dが一度も新潟にリードを許すことなく、79-62で勝利した。
名古屋Dは序盤から速いパス回しとキックアウトを繰り返してズレを作り、リズム良く3ポイントシュートを放っていく。外への守りが厳しくなると、今度は齋藤拓実のドライブなどでリードを奪い、15-11で第2クォーターへ。
第1クォーターで3ポイントシュート7本すべて外した新潟に対し、名古屋Dはゾーンディフェンスを仕掛ける。外角シュートを打たせてはディフェンスリバウンドを奪ってファストブレイクへ繋げ、インサイドに対してはダブルチームで対応。オフェンスでもポジションを問わず全員が3ポイントシュートを狙い新潟に的を絞らせない。また、特別指定選手の坂本聖芽も積極的にアタックすることで、先発メンバーがベンチにいる間も自分たちのペースで攻め続けてリードを広げた。
40-27で迎えた後半。立ち上がりは名古屋Dの得点が停滞したが、再びゾーンディフェンスを仕掛けると齋藤がスティールからの速攻とミドルシュートを沈め、チームに勢いを与える。また、前半はシュートタッチに苦しみ2得点に留まったレオ・ライオンズがインサイドで奮闘し、第3クォーターだけで11得点を記録。ディフェンスをマンツーマンに戻してもローテーションをしっかりと行って、新潟のコースを塞ぎタフショットへと追いやった。
一方の新潟は立ち上がりこそ調子良かったが、またもや名古屋Dのゾーンに苦しむ。前半で3ポイントシュートが当たっていなかったこともあり、前が空いても躊躇する場面も目立ち始める。ロスコ・アレンは齋藤と並ぶゲームハイの17得点を挙げたが、日本人選手の得点が伸びず点差を2桁から縮めることができない。また、3ポイントシュート成功率も16.7%(24本中4本成功)に留まった。五十嵐圭が左足のハムストリングス損傷で全治未定の戦線離脱となり、彼の不在が大きく響いた形だ。
こうしてチェンジングディフェンスで新潟を苦しめ、オフェンスでは中と外からバランス良く得点を重ねた名古屋Dが79-62で快勝した。
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