指揮官も「今日は私たちと一緒に1時間しっかりと練習した」
セルティックスは、ジェイソン・テイタムを始めとした複数の選手に新型コロナウイルスの陽性反応が出たことにより、濃厚接触の疑いがある他の選手もリーグが定める安全衛生プロトコルに従って試合へのエントリーが認められず、現地1月10日のヒート戦を含め3試合続けて試合延期となっていた。
チームの練習場も閉鎖されていたが、現地1月14日にようやく練習が再開となり、9人の選手が参加。その中には、ケガの影響で開幕から欠場が続いているケンバ・ウォーカーの姿もあった。指揮官のブラッド・スティーブンスは、ウォーカーについて「彼のリハビリやトレーニングは素晴らしかった」と練習後の会見でコメント。「彼はたくさんのハードワークをしてきた。今日は私たちと一緒に1時間しっかりと練習でき、コンディションも良さそうだよ」
昨シーズンのウォーカーは、オールスター明けに左膝の腫れを訴えて欠場が続き、その後、新型コロナウイルスの影響でリーグは中断。6月に球団施設で個人練習を再開した時には問題なかったが、その後は再び膝に違和感を覚え、リーグ再開後の『バブル』でも100%のコンディションではなかったという。
「『バブル』に行く前は、調子が良いと言っていたけど、タイミングはあまり良いものではなかった」とウォーカーは昨シーズンを振り返ると、こう続けた。「でも、今は本当に調子が良くて、『バブル』に入る前の状態とは全く違う。万全な状態でプレーしたかったから、リハビリの1日目から努力した。それに挫折しないように、ベストを尽くしてきたよ」
しかし、練習施設のシャットダウンもあり、ウォーカーの練習復帰時期も遅れたという。それでも彼は、この現状を踏まえて「何が起こるかなんて分からないんだから、しっかりと調整して適応しなければいけない」と言う。「何人かの選手が安全衛生プロトコルに触れていたから、僕がトレーニングを調整する必要があった。コートに立ったら、できる限りのハードワークをするし、今は試合のシミュレーションもしているよ」
セルティックスvsマジックの明日の試合は開催予定だが、スティーブンスはウォーカーの試合復帰については、「チームトレーナー、そしてケンバ次第だ」とはっきりとは明かさなかった。それでも、「ケンバとトレーニングスタッフはプラン通り、しっかりと頑張ってくれている。準備が整えば、戻って来る」とウォーカーへの期待を語った。