CJ・マッカラム

「周りの人にも『僕は準備ができている』と常々言葉にして伝えている」

トレイルブレイザーズのCJ・マッカラムは、ラプターズ戦でゲームハイの30得点と6リバウンド5アシストを記録。それだけでなく残り9.6秒で沈めたジャンプシュートが決定打となり、112-111での逆転勝利の立役者になった。

試合はほとんどの時間でラプターズのペースで進み、一時は最大17得点のリードを許した。10点ビハインドで迎えた最終クォーターの残り3分、カーメロ・アンソニーのフェイダウェイシュートで同点に追いつくと、続くポゼッションでリラードの3ポイントシュートが決まり逆転に成功。その後は、残り53秒で110-111と再びラプターズに逆転を許したが、マッカラムのジャンプシュートが決まり、ブレイザーズが逆転勝利を果たした。

勝利の立役者となったマッカラムは試合後の会見で、「いつも通り自分の仕事をしただけさ」と淡々とコメント。「僕はいつも自分のプレーができるように取り組んでいるし、周りの人にも『僕は準備ができている』と常々言葉にして伝えている」

こう語るとラストショットを決めた一連のプレーについて、「バンブリードは素晴らしいディフェンダーだ」と称えて、こう続けた。「彼はサイズがない分、機敏な動きをするからスポットに入る前に彼をかわす必要があったんだけど、身体が勝手にスピンムーブをしてくれたから、彼を惑わすことができたよ(笑)」

この試合のブレイザーズは、リラードが23得点、カーメロも20得点を記録し、取るべき選手が得点を重ねた。一方のラプターズは、パスカル・シアカムが22得点13リバウンド10アシストのNBAキャリア初となるトリプル・ダブルを記録したが、勝利に繋げることはできず。シアカムは「僕たちは勝つために懸命にプレーした。あと2、3ポゼッションを奪えていたら結果は変わった。でも、それが難しいことなんだ」と振り返った。