NBA

各チームで感染、濃厚接触の疑いがある選手が増える

新型コロナウイルスの影響で現地1月10日に予定されていたヒートとセルティックスの試合は延期となった。

セルティックスは複数の選手に新型コロナウイルスの陽性反応が出て、濃厚接触の疑いがある他の選手もリーグの定める安全衛生プロトコルに従って試合へのエントリーが認められない。それでも試合を成立させるために必要な最少人数である8選手は何とか確保していた。

問題となったのはヒートだった。『Boston Herald』によればエイドリー・ブラッドリーに陽性反応が出て、再検査の結果が試合開始時間までに出なかった。濃厚接触の疑いがある他の選手は試合へのエントリーができなくなるが、行動調査も試合開始までにクリアできず、安全が担保されないとして試合の延期が決まった。

ちなみにブラッドリーはレイカーズに所属していた昨シーズン、『バブル』でプレーしなかった。息子が呼吸器系の病気を持っており、「家族を危険にさらすことはできない」という決断だった。

12月22日に開幕したNBAの2020-21シーズンで、新型コロナウイルスの影響で試合が開催されないのはこれが2回目。12月のサンダーvsロケッツで、ロケッツがプレーできる選手を8人揃えられなかった。それがここに来てヒートとセルティックスに限らず、安全衛生プロトコルにより試合に出られない選手のいるチームが、シクサーズ、ネッツ、ナゲッツ、マブスと増えつつある。

今のスタイルでシーズンを行うと決めた時点でNBAコミッショナーのアダム・シルバーはこの事態もあり得ると予見していた。リーグは延期になる試合があることを前提としてスケジュールを組んでおり、現状ではシーズンを中断する考えはなく、安全衛生プロトコルに従って試合を開催していく意向を発表している。