トリスタン・トンプソン

2シーズン連続で平均ダブル・ダブルを記録

フリーエージェントとの交渉解禁を間近に控え、連覇を狙うレイカーズは複数の選手の補強に関心を示していると伝えられている。ラジョン・ロンドなど優勝に貢献した選手がチームを離れることも予想されるが、フリーエージェントの選手にとってはレイカーズは魅力的な移籍先だ。レイカーズが獲得に興味を持っている選手の1人がキャバリアーズのトリスタン・トンプソンだ。

2011年ドラフト全体4位で入団し、キャブズ一筋でプレーしてきたトンプソンは9年のキャリアで平均8.7リバウンドを記録するなど、オフェンスリバウンドも強くリーグ屈指のリバウンダーとして知られている。得点力はキャリア平均9.4点とそこまで高くはないが、昨シーズンはキャリアハイの平均12.0得点、10.1リバウンドを挙げ、2シーズン連続で平均ダブル・ダブルを記録している。

2016年には当時チームメートだったレブロン・ジェームズとフランチャイズ史上初のNBA王者に輝いた。レブロンがチームを去った後も2人は親しいままで、レブロンはつい先日も2人でお酒を飲んだことをSNSに投稿している。

友人のレブロンがトンプソンをリクルートしても不思議ではないが、フリーエージェントのトンプソンに関心を示しているのはレイカーズだけではないと『Forbes.com』が伝えている。リーグ関係者によるとレイカーズ、クリッパーズ、ラプターズが獲得に興味を持っているが、トンプソン本人はキャブズでキャリアを終えたいと希望しているとも報じている。

レイカーズにはパワーフォワードにアンソニー・デイビスとカイル・クーズマがおり、トンプソンにはスターターとしての出場は保証されないだろう。センターとして使う場合もジャベール・マギー、ドワイト・ハワードに比べサイズが小さいためアジャストが必要だ。キャリアの大半をスターターとしてプレーしてきたトンプソンがロールプレーヤーとしての役割を受け入れられれば、連覇を狙うレイカーズのフロントコートはさらに強固なものになる。