レブロン・ジェームズ

写真=Getty Images

ペリンカGM「レイカーズの歴史に残る一日」

7月9日、レイカーズがレブロン・ジェームズとの契約を正式に発表した。この夏にもっとも去就が注目されていたレブロンは、6月下旬にキャバリアーズとの契約最終年を破棄してフリーエージェントになることを選択。そして、以前から噂されていたレイカーズ移籍という新たな挑戦を決断した。

レイカーズ球団社長のマジック・ジョンソンは「今日は、レイカーズ、世界中のレイカーズファンにとって、優勝3回とシーズンMVP受賞4回を誇るレブロン・ジェームズを歓迎する素晴らしい一日だ」と語る。

「レブロンは特別な選手。彼は世界でベストな選手だ。競争を好み、勝利とチームメートの成功を重視する傑出したリーダーでもある。NBAファイナルに9回も進出したことのあるチームメートを得られ、レイカーズの選手たちも興奮している。彼の加入は、レイカーズがプレーオフ、そしてNBAファイナルという舞台に戻る上で非常に大きなステップになる」

レイカーズはレブロンの獲得を想定し、2017年初旬からキャップスペースの整理を開始した。ロサンゼルス出身のポール・ジョージを同時に獲得するというプランは流れたが、レブロンはマジックとの面会でレイカーズの名門再建プランを信じ、力を貸すことを決めた。

マジックとともにレブロン獲得に尽力したロブ・ペリンカGMは「レイカーズの歴史に残る一日。これ以上に幸せで誇らしい瞬間はない」と語った。

「MVPであり、チャンピオンであり、そのキャリアにおいて今もっとも驚くべきプレーを見せているレブロン・ジェームズがレイカーズ入団を選択してくれた瞬間、我々が成そうとしていることにこれ以上ないほどの確信を持てた。ただ、私たちはまだ何も成していない。これからも前進し続け、共通の目標であるNo.17の優勝バナーを世界でベストのレイカーネイションにもたらすため、必要なことをすべて行う」

ペリンカのコメントにもあるように、レブロンの加入は名門復活に向けた大きな一歩であると同時に、始まりにしか過ぎない。現時点ではブランドン・イングラム、ロンゾ・ボール、カイル・クーズマら若手コアを解体して大物選手を獲得する動きはなく、年々競争レベルが著しく上がっている西カンファレンスにおいて、レイカーズが来シーズン6年ぶりとなるプレーオフに勝ち進められるかどうかは彼らの成長にかかっている。

そして、マジック、コービー・ブライアントが背負った球団を託されたレブロンは、伝統の『パープル&ゴールド』のジャージーを身にまとい、名門復活というミッションに挑む。