決断を迫られるポール・ジョージ、選択肢はレイカーズ移籍かサンダー残留の二択?

2018/06/30
NBA&海外
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写真=Getty Images

今夏フリーエージェントに、注目される去就

今オフに去就が注目される一人、ポール・ジョージが、契約最終年を破棄してフリーエージェントになることを決めたと報じられた。

ここまでは想定内。肝心なのはジョージが次に打つ一手になる。ジョージほどの選手になれば、複数のチームから獲得オファーが届くことは間違いない。ただ、一連の報道を見る限り、ジョージの選択肢は、レイカーズへの移籍か、サンダー残留のどちらかになる可能性が高い。

『ESPN』は、フリーエージェント選手として決断を迫られているジョージに密着取材する番組を作っているのだが、同シリーズの2回目のエピソードでは、サンダーGMのサム・プレスティが登場し、1年前にジョージを獲得した経緯について語った。

プレスティは、シンプルに「リスクを取らなければ何も得られない」とコメント。サンダーは、ビクター・オラディポとドマンタス・サボニスと交換でペイサーズからジョージを獲得した。ジョージが1年後にフリーエージェントでチームを去る可能性があることを承知で獲得に踏み切り、ラッセル・ウェストブルック、カーメロ・アンソニーとの化学反応に賭けた。

プレーオフ1回戦敗退という結果が示す通り、プレスティは賭けに負けた。だがジョージは、リスクを取ってでも勝ちに行く姿勢を見せたサンダーでの可能性を感じたのではないだろうか。そしてウェストブルックが中心のチームで1年プレーし、答えを出そうとしている。

密着シリーズには、ジョージが大先輩のドウェイン・ウェイドと面会し、キャリア初の大きな決断をした時について質問する様子も収められている。ウェイドはレブロン・ジェームズ、クリス・ボッシュと揃ってヒートと契約した2010年の決断を振り返り、「自分は優勝したかったんだ」と語った。そして「勝てば、自分が欲しかったものすべてが手に入る」とも。

先輩の話を聞いたジョージは、現在の心境を明かした。その発言の中には、レイカーズでのプレーについても触れられていた。「僕も優勝したい。たしかに、地元のレイカーズでプレーしたいという気持ちもある。それと同時に、自分にとって何がベストなのかも考えてしまう。選手としての自己評価はできているつもりだし、僕はチームの勝利に貢献したい。ラスと一緒でも、問題なくやれると感じているんだ」

2年前にはケビン・デュラントがサンダーを去り、ウォリアーズに移籍した。その背景には、ウェストブルックとのコンビでは優勝できないとの判断があったとも言われている。ボールを保持する時間帯が長く、『唯我独尊』タイプのウェストブルックとは反りが合わない選手も少なくない。デュラントはそのタイプだったのかもしれないが、ジョージはプレースタイルも、考え方もデュラントとは異なる。昨シーズンを通じてチームメートとしてのウェストブルックの長所と短所を理解し、彼との間には絆も生まれた。

子供の頃からあこがれたレイカーズでプレーすることと、優勝が直結すればベストなのかもしれない。しかし、現在のレイカーズにはすぐに優勝できるだけの力はない。同じくフリーエージェントになることが濃厚のレブロン・ジェームズの獲得を狙っているとされ、スパーズにトレードを要求したと報じられたカワイ・レナードを含む大型トレードを成立させる可能性も消えてはいないが、これら2つの動きは噂レベルの話だ。

ひょっとすると、サンダー残留、レイカーズ移籍よりもジョージの心をつかむオファーが届くかもしれないが、現段階では二者択一の状況ではないだろうか。

ウェイドからは「自分が後悔しない決断をすべき」とも言われ、ジョージは深く頷いた。早ければ来週早々にも発表されるであろうジョージの決断に、注目が集まる。