写真=B.LEAGUE

琉球へ3年ぶりの復帰へ

琉球ゴールデンキングスが元滋賀レイクスターズの並里成の獲得を発表した。今オフ、琉球はすでにポイントガードに橋本竜馬を獲得しており、同じく代表クラスの並里の獲得はサプライズだった。同ポジションにはフランチャイズプレイヤーであり、昨シーズン大きな成長を見せた岸本隆一も存在するため、ポイントガードの陣容は一気にリーグ屈指のものとなった。

このスーパートリオ結成に対し、球団は公式ホームページで「周囲からすれば、3人の起用法や出場時間のゆくえ等、気がかりなことばかりでしょうが、対照的に当事者の3人は、自チームが強くなることを何よりも願い、この状況を驚くほどポジティブに受け入れています」と3人の勝利への思いを強調した。

昨シーズン、アウトサイドシュートの成功率を大きく伸ばした岸本、昨シーズンのベストディフェンダー賞を獲得する激しいディフェンスとリーダーシップが持ち味の橋本、昨シーズンのアシストランキング2位となるアシスト能力を持つ並里。さらにはプレーメーカーとして卓越したバスケIQを持つベテランの石崎巧もおり、異なる特徴を持つトップレベルのガード陣がどう起用されていくのかは非常に楽しみだ。

並里、橋本、岸本、石崎の4人は2ガードでの起用も大いにあり得る。ウィングの古川孝敏、須田侑太郎、田代直希も層は厚い。現状ではジョシュ・スコットだけ決まっている外国籍選手の編成次第ではアイラ・ブラウンを3番で起用する時間が長くなるかもしれない。そもそも、帰化選手にアイラを擁する時点でインサイド陣が強力であることは保証されたも同然。そこに橋本、並里が加わるのだから、陣容に隙はない。

並里はクラブの公式ホームページで以下のコメントを発表している。「三年ぶりにキングスに戻ってくることになりました。これまで積み重ねてきた経験、さらにパワーアップした並里成を、皆様にお見せできたらと思っています。チームのために全力でプレーして行きますので、皆様の応援をよろしくお願いします!」