ドウェイン・ウェイド

写真=Getty Images

現役を続けるのであれば、その場所はヒートしかない

NBAドラフトも終わり、7月1日からはいよいよフリーエージェント選手との交渉が解禁される。最大の注目を集めるのはレブロン・ジェームズの行き先になるが、そのレブロンの盟友ドウェイン・ウェイドは、来シーズンも現役を続けるかどうかを考えている最中だ。

交渉解禁まであと約1週間に迫った今、ヒート球団社長のパット・ライリーは、ウェイドの現役続行を希望。『The Palm Beach Post』に対し、「ドウェイン本人とは話していないが、彼の代理人とは連絡を取っている」と明かした。

「今から7月1日までの間にいろいろなことが起こるだろう。ドウェインは球団のスタッフと定期的に連絡を取り合っているが、まだ何も決めていない。我々としては、もちろんドウェインに戻って来てもらいたい」

昨シーズン開幕をキャバリアーズで迎えたウェイドだったが、新チームが機能しないことなどもあり、今年2月のトレードデッドラインにヒートにトレードされた。2年ぶりに復帰した古巣マイアミはウェイドを歓迎し、球団レジェンドはベンチからの貴重な得点源、そして精神的な柱として若手を支えた。

プレーオフでもウェイドは効果的なプレーでチームに貢献し、スコアラーとしての力が健在であることを証明。本人が現役を続けると決めれば、契約先はヒート以外には考えられない。ウェイド本人もそれを明言し、おそらくベテラン最低保証額での再契約になると見られている。

ウェイドとの再契約に向けた話し合いが行われるのか。それとも盛大な引退セレモニーを執り行うプランを球団が考えるようになるのか。ヒートファンが望むのは、もちろん前者の方だ。