名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

ディフェンスを修正し、3ポイント攻勢で突き放す

9月13日、名古屋ダイヤモンドドルフィンズはファイティングイーグルス名古屋とプレシーズンゲームを行い、79-62で勝利した。96-94で勝利した前日と合わせ、『名古屋ダービー』で連勝を飾った。

齋藤拓実がピック&ロールからジェフ・エアーズのイージーシュートをアシストし、名古屋Dが先制。その後、オフェンスの動きを確認するように連動したプレーを見せるが、スクリーンでオフェンスファウルをコールされ、キックアウトのパスが合わないなど、もどかしい展開が続く。メンバーを入れ替えながらも内外から得点を重ねるが、アンドリュー・フィッツジェラルドのインサイドを止められずにスコアは拮抗した。

第2クォーターに入ると、ディフェンスから名古屋Dが流れを掴む。ボールマンへのプレッシャーを強めたことで簡単にエントリーさせずにタフショットを強いるとともに、24秒、8秒、3秒バイオレーションを誘発した。

安藤周人が内外から得点し、速攻からの得点も生まれ7点のリードを奪ったが、ここで軽率なミスを連発してしまう。中東泰斗がパスカットからワンマン速攻に持ち込むが、イージーレイアップを落とす。さらにハーフコートオフェンスでボールをファンブルするなど突き放すチャンスを逸し、37-34で前半を終えた。

それでも後半もディフェンスが安定した名古屋Dのペースで試合は進む。齋藤がファウルを受けながら3ポイントシュートを沈め、フリースローも決めて4点プレーを成功させてようやく点差を2桁に乗せた。さらに直後のオフェンスで完全にディフェンスを崩し、安藤の3ポイントシュートで15点のリードを奪った。

その後、菊池真人がインサイドを粘り強く攻めたことでジェロウム・ティルマンから個人4つ目のファウルを誘発。手薄になったインサイドをジェフ・エアーズが攻め、齋藤もドライブから得点しそのまま押し切った。

梶山信吾ヘッドコーチは「今日の試合は選手達が課題を理解し、実行してくれました。 昨日のディフェンスの修正をしっかりできていたと思います」と試合を総括した。

齋藤もディフェンスを修正できた点を収穫に挙げた。「昨日の試合で大量失点してしまったため、今回は相手の得点をしっかり抑えられるようにすることを意識していました。第1クォーターから20点以下に抑えられたので昨日の課題を修正できたと思います。 また、オフェンスでは後半も自分たちのバスケットを継続して出来たと思いますし、試合の中で自分たちの修正すべきところを改善できたのは、しっかりコミュニケーションが取れていた証拠だと思います」