キャバリアーズもウォリアーズも「ホワイトハウスには行かない」で意思が一致

2018/06/06
NBA&海外
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写真=Getty Images

レブロン「行きたくなければ、行かなくていい権利がある」

ドナルド・トランプ米大統領は先日、スーパーボウルに勝利しNFL初優勝を果たしたイーグルスに対するホワイトハウスへの招待を取り消すことを発表した。黒人に対する警察官の人種差別的な行動がSNSで注目され、大きな問題となった際、イーグルスに限らず試合前の国歌斉唱時に片膝をつき、これに抗議する選手が多数出たことが話題となった。トランプ大統領は声明で、国歌斉唱時に起立しないことは愛国心の欠如だと非難している。

NBAでは優勝チームが大統領の招待を受け、ホワイトハウスを表敬訪問するのが通例となっているが、昨年はトランプがウォリアーズの招待を取り下げた。ステフィン・カリーを始めとする何人かの選手がアメリカ国内での人種差別を助長するようなトランプの言動を批判したのがその理由だ。この時、レブロン・ジェームズはバスケットボール選手を代表する立場で、「トランプが大統領になるまで、ホワイトハウス訪問は名誉なことだった」と発言している。

今回のイーグルスの招待取り消しについてもレブロンはこうコメントしている。「ゴールデンステイトかクリーブランドか、どちらがファイナルに勝つか分からないけど、誰もホワイトハウスに招待されたいとは思わない。この国には自由がある。誰しもマナーに敬意を払った上で、自分のやりたいことをする権利を持っている。行きたくなければ行かなくていい権利があるんだ」

もはやNBA選手の大半が『反トランプ』になっているようだ。カリーは多くを語ろうとはしなかったが、レブロンのこの発言を受けて「レブロンに同意するよ。去年、僕たちがやったことは間違っていなかった」とコメント。ドレイモンド・グリーンに至っては「こんな伝統、もう止めてしまえばいい」と、スポーツの優勝チームがホワイトハウスを表敬訪問するかどうかが話題になることにさえ嫌悪感を示した。

バラク・オバマ前大統領はスポーツ好きで知られ、特にバスケットボールには個人的な愛情を注いでいた。トランプの就任から1年半で、スポーツ界とホワイトハウスの関係は完全に破綻してしまった。ロシア疑惑、米朝首脳会談と問題が山積みのトランプ大統領にとって、スポーツ界との関係改善に時間を割くつもりはなさそうだ。