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第7戦まで長引く可能性を考えて無理をさせず

ウォリアーズとの西カンファレンス・ファイナル第5戦で右ハムストリングを痛めたロケッツのクリス・ポール。チームは3勝2敗と王手をかけて26日の第6戦に臨むが、ポールは欠場が決まった。

ロケッツからすれば第6戦で勝負を決めたいところ。だが次の会場は『要塞』オラクル・アリーナである。ウォリアーズのホームで勝つのは一筋縄ではいかない。ポールを無理に出場させて痛めたハムストリングの状態が悪化した上に、シリーズが第7戦にまでもつれた場合、ロケッツが被る痛手は相当なものになってしまう。もちろん、ロケッツはポール不在でも第6戦で23年ぶりのNBAファイナル進出を決めにいくだろうが、第7戦まで長引く可能性を考えておかなければならない。

ポールは今年のプレーオフで平均21.1得点、5.9リバウンド、5.8アシスト、2.0スティールと好調を維持している。負傷直後は気持ちが不安定になったようだが、試合翌日の練習後メディアの取材に対応したジェームズ・ハーデンは、第5戦終了後にポールと一緒にいて、午前2時半まで人生について語り合ったとコメントしている。

コート内の指揮官としてチームを牽引するポールは、第6戦でベンチからチームに力を与える役割を担う。