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グリーンの助言でデュラント復活「彼の言葉に助けられた」

西カンファレンス・セミファイナル第4戦、ウォリアーズを率いるスティーブ・カーは、ドレイモンド・グリーンをセンターに、アンドレ・イグダーラを先発フォワードに起用するスモールラインナップで臨み、それが功を奏した。試合開始から立て続けにケビン・デュラントがミッドレンジからシュートを2本続けて決めると、ウォリアーズはデュラントにボールを託してリードを広げ、そのまま118-92で快勝。4年連続のカンファレンス決勝進出に王手をかけた。

第2戦から続けて先発ラインナップを変えているカーは、「今日のラインナップは機能したが、重要なのはラインナップではない。第3戦から1日半で攻守でしっかりとプレーできたことが重要なんだ」とコメント。カーは、8日にオラクル・アリーナで行われる第5戦でも第4戦と同じラインナップを起用する可能性を示唆した。

この日のデュラントを止められる術はペリカンズになかった。ハーフタイムまでに20得点を決めたデュラントは、フィールドゴール27本中15本成功の38得点、さらには9リバウンド5アシストで勝利に貢献。

試合後デュラントは、グリーンからアグレッシブにプレーするように言われていたことを明かしている。「余計なことは考えず、力強くアグレッシブにやれと言われたよ。今日は、可能な限りそういうプレーをやろうとした。第3戦ではアグレッシブではなかった。それは自分でも分かっていたんだ。チームメートが後押ししてくれるのはうれしい。彼の言葉に助けられたよ」

エースへのアドバイスについて、グリーンはこう語っている。「力に満ちていて、コートのどこからでも点を決めていた。今日のような彼がチームには必要なんだ。違いを生み出したのは彼だ。アグレッシブにプレーしてくれれば、これだけのインパクトを生み出せる。俺は、今日のような彼を見るのが大好きなんだよ」

ウォリアーズの多彩なオプションの前にオフェンスが沈黙したペリカンズは、ホームでの連勝ならず。アンソニー・デイビスは「まだ次の試合がある。いつだって、痛めつけられた次の試合では挽回してきた」と語ったが、8日にオラクル・アリーナで開催される第5戦でも苦戦は免れないだろう。ペリカンズが、正念場を迎えている。