『プレーオフ・ロンド』という異名を持つ

7月のはじめに右手親指を骨折したレイカーズのラジョン・ロンドが、プレーオフ開幕までに『バブル』でのチームに再合流できる見通しが立った。

ヘッドコーチのフランク・ボーゲルによれば、親指の手術を無事に終えたロンドはリハビリのためフロリダに到着。新型コロナウイルス検査で今後1週間、陰性が出た後にディズニーリゾートに入り、4日間の自主隔離を経てチームに合流できるという。つまり、何事も起こらなければプレーオフが開幕する8月17日前に合流できる計算だ。

レイカーズにとって、優勝経験があるロンドは頼れる存在だ。今シーズンは48試合に出場し、平均7.1得点、3.0リバウンド、5.0アシストを記録。類稀なパスセンスを持ち、ボーゲルからの信頼も厚く試合終盤で起用されることも多い。たとえすぐにプレーできなくてもベンチからチームに声援を送り、試合状況を的確に分析してチームメートに適切なアドバイスができるロンドがいるのといないのとでは、大きく異なる。

『プレーオフ・ロンド』という異名を持つ彼は、プレー強度やプレッシャーが増す状況でさらに力を発揮するタイプであり、優勝候補に挙げられているレイカーズにとって、司令塔ロンドの再合流が持つ意味は大きい。