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戦線復帰は来シーズン途中、2019年になってからの見込み

今シーズン開幕からニューヨークの顔として大車輪の活躍を見せたクリスタプス・ポルジンギス。キャリアハイの平均22.7得点、2.4ブロック、3ポイントシュート成功率39.5%というエースに相応しい堂々たるスタッツを残し、初のオールスターにも選出されたのだが、シーズンが佳境を迎えた段階で左ひざ前十字靭帯断裂という重傷を負った。

もともとシーズン終盤にパフォーマンスを落とす傾向にあり、それを乗り越えられるかどうかに注目が集まっていた矢先の大ケガ。いずれにしてもポルジンギスの今シーズンは終わり、同時にニックスも失速した。

手術を終えてリハビリの日々を送っているポルジンギスは、完全復活を誓っている。その表現は『ユニコーン』という愛称と同様に独特だ。『The Athletic』に対してポルジンギスは「とかげの尻尾のように回復してみせるよ」とコメント。切れた靭帯が生え変わることはないが、完治させて以前と変わらぬパフォーマンスを見せる、という宣言だ。

ポルジンギスは一日でも早くコートでの練習を再開したいようだが、焦りは禁物だ。今のところ復帰は早くても2019年になると見られている。復帰を急ぐあまりケガを悪化させてしまっては、今後のキャリアにも影響を及ぼしかねない。

本人が重々承知していても、ここはニックスが『ユニコーン』の手綱をしっかり握り、慎重過ぎるくらいに経過を見守るべきだ。