世にも珍しいマスコット・レスリング
2016/04/08
写真=Getty Images

ブレイザーズ主催イベントでマスコットたちが大暴れ!

プロスポーツにおけるマスコットの存在は決して小さくはない。選手と同様に各チームを代表する存在として、試合中には精力的にチームを応援し、ファンとコミュニケーションを取るなど、ファンとチームとを繋ぐ重要な役割を担っている。

ポートランドを本拠地にするブレイザーズは、3月12日のマジック戦で、プロモーションイベント『マスコット・ナイト』を実施。この日のために集まったマスコットたちが、コート中央に設置された特設リングで戦う『マスコット・レスリング』が行なわれた。

レフェリーはブレイザーズのマスコット『ブレイザー・ザ・トレイル・キャット』が務め、試合形式はWWEのロイヤルランブルと同様のものを採用。まずはリングに2体のマスコットが入場し、試合が進む中で1体ずつ加わっていき、ロープの外に出たら脱落。最後まで残ったマスコットが優勝というルールだ。

まずは地元オレゴン州ユージーンに本拠地を構えるマイナーリーグ(野球)チームのエメラルズから参加した『スラゴ』、同じく地元オレゴン州立大のバスケットボール部ビーバーズから参加した『ベニー』が入場し、試合がスタート。

その後、NFLシアトル・シーホークスの『ブリッツ』、ペリカンズの『ピエール』が入場。ここでブリッツとピエールによる『鳥のタッグ』が自然発生的に組まれ、しばし共闘する。2羽(?)は協力してベニーを突き落す。続いて入場したキャバリアーズの『ムーンドッグ』にピエールが落とされたものの、NFLマスコットのブリッツが頭脳戦を展開。アメリカンフットボールのボールを使ってムーンドッグを手玉に取る。ボールをリング外に投げると、犬の習性でそれを追ったムーンドッグが脱落。

ペイサーズの『ブーマー』を秒殺したブリッツの前に立ちはだかったのは、ジャズの『ジャズ・ベア』。これまでに入場したマスコット全員がトランポリンを使ってリングインしたのに対し、ジャズ・ベアは慎重にリングに入ると、即ブリッツを突き飛ばして勝利。最後の競技者ロケッツの『クラッチ』を呼び寄せ、ここに『熊対決』が実現する。

ゆっくりとリングに入ったクラッチは、ジャズ・ベアをパンチの連打で追い詰め、リングの外に押し出し優勝。レフェリーのトレイル・キャットが勝者を称えるかと思いきや、クラッチの衣装を剥ぎ取り、ホームで目立つことを忘れなかった。

 

このように、NBA以外のリーグ、または大学スポーツのマスコットが、レギュラーシーズン中の試合で一堂に会するイベントは珍しい。コート上で戦う選手が興奮や感動でファンの心を掴むのだとすれば、彼らマスコットはユーモアや愛嬌でファンを微笑ましい気持ちにしてくれる存在なのだろう。

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