八村塁

「こういう大変な時期にバスケができることに感謝したい」

現地7月22日からNBAはシーズン再開に備えたスクリメージ(練習試合)を実施。八村塁を擁するウィザーズはナゲッツと対戦した。

チームにとっては3月11日以来、4カ月ぶり以上となる実戦。それでも中断期間にトレーニングに励んで筋力を増したという八村は、試合で最初の得点を得意のミドルレンジからのジャンプシュートで決める。その後もブラッドリー・ビール不在のオフェンスを牽引した八村は、18得点9リバウンドといずれもチームトップの数字を記録した。

「雰囲気は少し違ったんですけど、久しぶりにコートに戻れてうれしかった。コーチからも積極的に行けと言われていましたし、僕がやらなきゃいけないという責任を持ってやりました」と八村は振り返る。

試合終盤まで競った展開となり、ウィザーズは残り3分で追い付いたものの、そこからボールを集めるべき八村にボールが集まらず、フリーで3ポイントシュートを打つチャンスがたびたびあったが、ことごとく決められなかった。79-79から0-10のランを浴びて、最終スコア82-89で敗れている。

ウィザーズも西カンファレンスの強豪ナゲッツもまだまだ調整の段階。シーズン再開に向けてコンディションを上げ、実戦感覚を取り戻すのが目的だ。八村も試合後には「こういう大変な時期にバスケができることに感謝したい」と笑みを見せた。

これから各チームがスクリメージを重ね、シーズン再開は7月30日から。ウィザーズは7月31日のサンズ戦が再開初戦となる。