角野亮伍、大阪エヴェッサに加入した逆輸入プレーヤー(後編)「優勝に必要不可欠な選手になります」

角野亮伍、大阪エヴェッサに加入した逆輸入プレーヤー(後編)「優勝に必要不可欠な選手になります」

2020/06/26

角野亮伍

先日、大阪エヴェッサと契約を交わした角野亮伍は24歳になったばかり。藤枝明誠のエースとして活躍し、2年生の時にはインターハイ準優勝を経験。世代最強スコアラーと称された彼は、高校卒業後にNBAを夢見てアメリカへと渡った。1歳年上の渡邉雄太に続いてセント・トーマス・モア・スクール(プレップスクール)に通い、ディビジョン2のサザンニューハンプシャー大に進学して、5年間アメリカでプレーした。Bリーグでプロキャリアをスタートさせる角野に、その意気込みを聞いた。

「新人王を狙いますよ」

──大阪エヴェッサと契約してプロ選手になります。大阪を選んだ理由を教えてください。

スタッフがアメリカにいる間も現地まで会いに来てくれたり、ビデオ通話をしたり、一番熱心だったのが大阪でした。他にオファーを出してくれたチームもありましたが、新型コロナウイルスの影響で対応に追われる中、常にコンタクトを取り続けて話を前に進めてくれたので。

──大阪ではどのポジションでプレーする想定ですか?

サイズのある外の選手が欲しいと言われていたので、2番か3番だと思います。シュート全般に自信は持っています。今はキャッチ&スリーを練習しています。でも、3ポイントシュートを打つだけの選手にはなりたくないと思っています。決められた役割の中でドライブなど自分の持ち味を発揮して、「お前だったらそこまでやっていい」と言われるくらいまでやりたいです。

──動画をチェックすると、オフェンスリバウンドへの意識も高いように感じました。

センターをやっていたからですよ(笑)。でもリバウンド自体は好きですね。センター2人ともう1人はオフェンスリバウンドに行くというチームルールがあって、僕はチームのセレクション的にシュートを打つ機会が少なかったので、どうやってボールを触るかと考えたらリバウンドに行くしかないなと。アイラ(ブラウン)の上からも取りますよ(笑)。

──角野選手のように、逆輸入選手は少なからず普通のルーキーよりも期待値が上がります。Bリーグでやれる自信はありますか?

自信はあります。まだ対人練習をやっていないので何とも言えない部分はありますが、去年の夏に3x3をやって、そこでBリーガーとも対戦しましたし、全くやれない感じではないと思っています。新人王を狙いますよ。

角野亮伍

「山と海で身体作りはしっかりやったつもりです」

──角野選手と同じように、逆輸入のテーブス海選手(宇都宮ブレックス)はNBAを目指すためにあえてBリーグを選んだと言っていました。角野選手もそうした考えを持っていますか?

海とも連絡は取りました。アメリカのほうがレベルが高いのは確かだと思います。今の自分を見た時に通過点と言えるかわからないですけど、身体能力や年齢的に衰えを感じるまでは、NBAに行くことを目標にしています。

でも、外国籍選手のレベルも上がって、ワールドカップに出たり、日本は世界と戦えるようになってきたとも思い始めました。日本代表にも選ばれたいですし、Bリーグ自体のレベルが上がればと思っていて、そのレベルを上げる役目を担う一人になれればと考えています。

──日本に帰ってくるのは久しぶりではないですか?

日本が好きなので毎年夏には帰ってきていました。朝早くから夜遅くまで体育館が使えたり、コーチを呼べばワークアウトしてくれたり、バスケの環境はアメリカのが良いですけど、バスケ以外は全部日本が好きですね。

特にご飯です。アメリカだと栄養を取ろうと思ったら、ちょっとまずいものを食べなきゃダメなんですけど、日本はおいしいと思いながら栄養が取れます。

──なるほど。日本はつい最近まで外出自粛期間でしたが、どのように過ごしていましたか?

大阪に行く前に身体を作っておかないといけないと思っていました。体育館もジムも閉まっていたので、人のいないところに行ってトレーニングしようと考えた結果、山に行きました。歩いたら1時間くらいかかるような、急な山道があるハイキングコースに父と一緒に行ってタイムを計ってもらいました。麓から走って、次は逆走したり。2カ月やって4分くらいタイムを縮めたので身体はできてます。あとは砂浜を走り回ったり、山と海で身体作りはしっかりやったつもりです。

──野生児ですね! では最後に大阪、そしてBリーグファンにメッセージをお願いします。

アメリカへ行って成功したと思う人もいれば、行かなければ良かったんじゃないかって思う人もいると思います。それでもアメリカで5年間やってきた成果をしっかり見せて、世界から見ても面白いと思えるリーグを作るのに貢献したいです。僕は優勝経験がないので、大阪のファンの皆さんと一緒に日本一の景色を見たいと思っています。優勝に必要不可欠な選手になります。

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