「ドンチッチは全ての瞬間を心から楽しんでいる」
先日、マーベリックスのオーナーのマーク・キューバンは『New York Post』とのインタビューでNBA再開のことや、ルカ・ドンチッチとクリスタプス・ポルジンギスの両得エースの評価まで様々な質問に答えた。
キューバンは7月末からのオーランドでのシーズンに関し、安全面での不安は特に感じていないと回答した。「NBAとディズニーは医者や科学者と協力して安全のためにできることを全てやっていると思う。実際アメリカでは感染者数が増加しているが、それぞれの球団の本拠地よりもオーランドの方が選手や帯同スタッフにとって安全だと信じられる根拠がたくさんある」
オーランドでの試合は無観客で開催されるが、テクノロジーを利用して試合を盛り上げる工夫がなされるという。「通常とは違う雰囲気になるが、テクノロジーを駆使して観客の歓声を発生させたり、選手や視聴者が試合をより楽しめるようにする。ファンが自宅からアリーナへ歓声を送れるアプリを試しているが、使っていてとても楽しい。コート上での戦いだけでなく、ファンもどれだけ声援を送れるかで戦うことになる」
現在マーベリックスは西カンファレンス7位につけておりプレーオフ進出がほぼ確定している。チームを牽引するのはドンチッチとポルジンギスの若き2人のエースだ。
「ポルジンギスはバスケットボールを愛しているし、とにかく一生懸命努力している。彼は史上最高の選手の1人になって歴史に名を残したいと考えている。そして何より勝利にこだわる。スタッツや個人の栄誉よりチームの勝利に必要なものを優先してプレーしている。偉大な選手に共通しているクラッチタイムにもうひと踏ん張りできる力を持っている」
ドンチッチは昨年ルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞。今シーズンもケガがありながら平均28.7得点、9.3リバウンド、8.7アシストを記録し、チームの大黒柱として活躍をしている。キューバンはドンチッチのゲームを楽しむ姿勢が特に印象的だと話した。
「彼はコートの上でプレーしている全ての瞬間を心から楽しんでいて、チーム全体にその雰囲気が広がっている。スキルが高いのはもちろんだが、チームメートのプレーの質を高める能力がある」
2010年以来の優勝を果たすには、キューバンが絶大な信頼を寄せる両エースの活躍が必要不可欠だ。