鈴木貴美一

桜木ジェイアールが引退、チームは新たな時代へ

シーホース三河は今日、鈴木貴美一ヘッドコーチを始めとするチームスタッフの契約継続を発表した。

鈴木は1995年にアイシン精機のバスケットボール部ヘッドコーチに就任。当時は実業団2部だったチームを着実にステップアップさせ、黄金期を作り上げた。Bリーグの時代になっても体制は変わらず、鈴木ヘッドコーチにとっては25年をこのチームで過ごしたことになる。

もっとも、日本一になったのは2016年のオールジャパン優勝が最後。NBL最後のシーズンはファイナルで東芝に敗れ、Bリーグになってからの4シーズンは無冠が続いている。2018年オフには橋本竜馬、比江島慎が相次いで退団。今オフには桜木ジェイアールも現役引退を表明した。

ただ、黄金期から唯一残る金丸晃輔を筆頭に、ダバンテ・ガードナー、川村卓也、熊谷航とチームの核になるタレントを複数擁しており、そこに若き日本代表、シェーファー・アヴィ幸樹を獲得。さらに勝利の方程式を知る柏木真介を3年ぶりに呼び戻した。外国籍選手の陣容がまだ決まっていないが、西地区で突出したチームになるポテンシャルは十分に秘めている。

鈴木ヘッドコーチはクラブリリースを通して次のコメントを発表している。「2020-21シーズンは今までと違ったものになると思っています。与えられた中でチームの夢や理想、目標を実現させるために精一杯頑張っていく所存です」