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会場はウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート内の施設

3月11日に新型コロナウイルスのパンデミックによりNBA2019-20シーズンが中断されてから約3カ月、ようやくシーズン再開に向け大きな進展が見られた。NBAの理事会は7月末からオーランド近郊にあるウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート内の施設での22チーム参加によるシーズン再開案を承認した。

『The Associated Press』によると、22チームはディズニー・リゾート内にある『ESPNワイド・ワールド・オブ・スポーツコンプレックス』を会場に試合を行う。各チームとも最初にレギュラーシーズン8試合を戦いプレーオフの順位を決める。レギュラーシーズンは通常の82試合ではなく71試合から75試合程度になる見込みだ。

各チームは6月後半からトレーニングキャンプを行うことが許可されており、7月7日にディズニー・リゾートに集合する。レギュラーシーズンが開幕するまでの期間に実践練習やプレシーズンマッチが開催される可能性が高い。オーランドでのシーズン再開に参加するのは、現時点でプレーオフ圏内にいるチームと6ゲーム差以内にいるチームを合わせた22チームだ。中断時点で既にプレーオフ進出が決まっていたバックス、レイカーズ、セルティックス、ラプターズの他に、ヒート、ペイサーズ、シクサーズ、クリッパーズ、ナゲッツ、ジャズ、サンダー、ロケッツ、マーベリックスの9チームが残り試合数から事実上プレーオフ進出が決まった。

結果的に両カンファレンスのプレーオフ残り3枠を9チームで争うことになる。東カンファレンスではネッツ、マジック、ウィザーズが2枠を、西カンファレンスでは、グリズリーズ、トレイルブレイザーズ、ペリカンズ、キングス、スパーズ、サンズが1枠を巡って戦う。レギュラーシーズンが終了した時点で8位と9位の差が4ゲーム以下の場合は第8シードを賭け両チームが直接対決をする。このシリーズは最大2試合、8位のチームは1勝を挙げた時点でプレーオフ進出が決定するが、9位のチームは2連勝しなければならない。ゲーム差が4を超える場合は8位のチームがそのままプレーオフに進出する。

リーグの提案したスケジュールに沿ってシーズンが再開されれば、2019-20シーズンのNBAチャンピオンが決まるのは10月以降になる。プレーオフの各ラウンドを通常通り7戦4勝のフォーマットで開催すればNBAファイナルは10月までずれ込むようだ。