セルティックスが証明する『リバウンドを制するものはゲームを制す』論

2018/01/28
NBA&海外
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写真=Getty Images

リバウンドで上回った試合では23勝0敗

カイリー・アービングが加わった1年目、セルティックスのパフォーマンスは確実に進化した。序盤戦には16連勝を記録、その後もチームケミストリーが順調に構築されている。そして、その強さを証明する球団記録も生まれた。

今シーズンのセルティックスは、対戦相手をリバウンドで上回った試合で23勝0敗という戦績を残している。『Elias Sports Bureau』によれば、対戦相手以上のリバウンドを記録した試合、
という条件下では、球団史上最長の連勝記録だという。8連覇を達成したビル・ラッセル中心のチームも、1980年代に黄金期を作ったラリー・バードのチームも、そして2000年代に栄光を
取り戻したポール・ピアースの時代にも成し遂げられなかった球団記録を、アービングが加わって1年目のセルティックスがやってのけた。

セルティックスには、たとえば一昔前のドワイト・ハワード、現代でいえばディアンドレ・ジョーダンやアンドレ・ドラモンドのようなリバウンド・マシーンはいない。今シーズンは1試合平均44.4リバウンドで、NBAでのランキングではスパーズ、サンズと並び8位。特別にリバウンドを長所としているわけではない。また被リバウンド数に目を向けると44.1で、つまり1試合あたりのリバウンドでは、わずか0.3本しか対戦相手を上回っていないのだ。

それでも、第4クォーター残り1分を切ってからの1ポゼッション、あるいは2ポゼッション以内の攻防では、この0.3本の差が勝敗を分ける。

チーム最多リバウンドはアル・ホーフォードの7.8で、今のセルティックスに平均2桁のリバウンドを記録している選手はいない。それでもホーフォードを含め、9選手が1試合平均3.5リバウンドを記録しており、ローテーションの全員がリバウンドを意識しているチームとも言える。

彼らは、漫画『SLAM DUNK』で広く知られるようになった『リバウンドを制するものはゲームを制す』という格言をNBAで証明している。1月27日にオラクル・アリーナで行われるウォリアーズ戦は、チームリバウンド数にも注目して見ると、より試合が楽しめるのではないだろうか。