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バトラーは4年連続4回目、タウンズは初の選出

ティンバーウルブズはここまで31勝18敗、西カンファレンス3位と躍進している。昨シーズンの成績は31勝51敗で、勝ち星で早くも並んだことになるから、驚異的なステップアップだ。

チームの好調を反映するかのように、オールスターゲームにはジミー・バトラーとカール・アンソニー・タウンズの2人が出場することに。ウルブズが2人の選手をオールスターに送り出すのは14年ぶりのことだ。競争の激しい西で2人が選ばれたのは、まさに快挙と言える。

今シーズン開幕前にブルズから加入し、ウルブズ躍進のキーマンとなっているジミー・バトラーは「僕は攻めるにしても守るにしても常に全力だから、オールスターのようなイベントにはあまり興味がないんだ」とこのイベントに一歩距離を置いていた。それでも、「出場すべきなのはKATだよ。走り回ったダンクして、ハーフコートからシュートして。そういうのが大好きだから」と推していたタウンズとともにオールスター選出を果たした。

ブルズ時代からの恩師でもあるトム・シボドーは、主力を固定するタイプのヘッドコーチ。特定の選手にプレータイムが極端に偏る起用法はしばしば批判の的となる。バトラーも今シーズンはチーム最長の平均36.9分出場とフル回転。ケガのリスクを考えれば身体を休める良い機会であり、選出前には「オールスター期間にはデアンドレ・ジョーダンでも誘ってバカンスに行くよ」と冗談を飛ばしていた。

しかし、結果は4年連続4回目の選出で、息抜きはお預けに。2016年のオールスターは左ひざのケガで欠場したが、今回は問題なく出場できそうだ。

4x #NBAAllStar @JimmyButler of the @Timberwolves in action! #JimmyButler #AllEyesNorth pic.twitter.com/mIzpjRX8wJ

— 2018 NBA All-Star (@NBAAllStar) 2018年1月24日

タウンズはNBAキャリア3年目にしてオールスター初選出。チーム・カリーかチーム・レブロンのどちらでプレーするかが話題となっているが、タウンズは「バトラーとマッチアップできたら面白いだろうね。彼がボールを持ったら、逆のサイドにいても彼を止めに行きたいんだ」と今からオールスターゲームを楽しみにしている。

彼らがオールスター選出を果たした一方で、西カンファレンスからは9回選出のクリス・ポール(ロケッツ)や4回選出のポール・ジョージ(サンダー)が外れている。ウルブズ躍進の主役であるバトラーとタウンズがオールスターでどんなプレーを見せてくれるのか、そして2人のマッチアップが実現するのか楽しみだ。